【えんむすび隊】「田んぼアート」田植え体験ツアーin本山町

2018年6月3日
 6月3日、日曜日。えんむすび隊19名が本山町吉延地区にお邪魔しました。
 
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 四国は平年より8日早い梅雨入り宣言がされましたが、この日は幸いにも梅雨の中晴れに恵まれました。
 県道267号線から南下し、細い山道を3.4キロほど登っていくと、車窓から棚田が何十枚と広がる吉延地区の光景が飛び込んできます。晴天も相まって、きらきらと光を反射する無数の水田の美しさに、学生たちから歓声が上がりました。
 
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 本山町の稲作は弥生時代に始まり、長い年月をかけて切り開かれた棚田は現代に至るまで大切に守られてきました。「お米日本一コンテスト」ではブランド米「土佐天空の郷」が2度の日本一に輝いており、米どころとして周知されています。
 しかし、国内のコメ消費量の減少や後継者問題など、たくさんの課題をも抱えています。そんな貴重な棚田を守っていくため、本山町では2010年から古代米やもち米などそれぞれ葉の色が違う苗5種類を組み合わせ、巨大な絵や文字を完成させる「田んぼアート」を行っています。えんむすび隊は今回、6回目の参加となりました。
 
 開会式の後、地域の方も交えて4班に分かれ、さっそく手作業での田植えに取り掛かります。
 
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 今年の田んぼアートは、「四国幕末維新博」から坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の三志士と、本山町特産品イメージキャラクター「ぽんぽん」の絵、2020年開催予定の「れいほく博」の文字などが描かれます。田んぼに入った学生たちは、泥の中でのバランスの取りづらさに苦戦しながらも、どんどんと苗を植え進めていきます。
 範囲の広い箇所では、耕運機を使って植え付けていきます。有志を募ると、意外にも女子学生が多く手を挙げました。21世紀の早乙女は農業用機械を使いこなしてこそ、のようです。地域の方々と力を合わせたことで、予定時間よりもはるかに早く植え付けを完成させることができました。
 
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 昼食は本山町産の野菜と、「土佐天空の郷」を使ったカレー、「土佐天空の郷」の甘酒ジンジャーエールをいただきました。シェフ経験をお持ちの方が腕を振るったカレーに、学生たちは大喜びです。おかわりは当然、3杯目をいただく学生も1人2人ではありませんでした。
 
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 午後からは、まず本山町農業公社が取り組んでいるクラウドファンディングについてや、「土佐天空の郷」がどのようなお米であるかをお話ししていただきました。学生たちは日頃あまり触れることのない、「目標実現のための、有効的なお金の集め方」について興味深げに学ぶと共に、高知県のお米が日本一であるということ、またお米のおいしさが科学的にどういうことなのかを知って驚いていました。
 
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 その後は、地域の方を囲んでのワークショップです。地域の方と学生がお互いにインタビューを行い、個人を通して地域の現状について学ぶと共に、本山町で若者ができることや必要なことについて考えを深めました。日々どんなテレビを見ているか、という日常のことから、本山町で農業を営む方からは農業に従事する意味ややりがいをお聞きし、地域おこし協力隊の方たちからも話を聞けたことから、地域活性化に貢献したいとの夢を持つ学生には、大きな励みになったようです。
 
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 今回、暑さが増し始めた時分、本山町のみなさまには大勢の学生を受け入れていただきまして本当にありがとうございました。学生たちは日々何気なく食べているお米がどう作られているのか、農作業の大変さを体感しながら学べたと同時に、本山町の自然の豊かさや人々の暮らしをどう守っていくのか、どうすればいいのかを考えるきっかけに出会えたと思います。
 
 以下に、参加した学生の声を一部ご紹介します。
 
●理学部 理学科 3年 女性
 
バスに乗っている時に外の風景がとても綺麗で、棚田もあまり見る機会がなかったので、またこの風景が見たいと思いました。今まで3回田植えをしたことがあったのですが、今回初めてポット苗を使っての田植えで、ルートマットが形成された苗よりも植えやすいなという印象を受けました。繋がっているものだと一回一回3本から4本引き抜いて植えないといけなくて途中で根が切れることもあったので良いなと思いました。
地域ブランド米について今まで調べたことはあっても農家の方の生の声を聞くことはなかったので、とても楽しかったなと思います。地域の人との交流もなかなかないので、コミュニケーションをうまく取れるか心配だったのですが、思ったよりも会話ができたので良い機会だったと思いました。
 
●農林海洋科学部 農林資源環境科学科 1年 男性
 
実際に地域の人と活動することで地域の人々との仲を深めることができただけでなく、今まで話したことのない大学生とも話をすることができた。
お米の話は以前から聞いていたが、加工品についての評判は聞いたことがなかったので、これからはもっと加工品のよさも伝えていったらいいのかなと思った。また参加したいと思う。
 
●地域協働学部 地域協働学科 1年 女性
 
今回の活動を通して、山奥の棚田という場所で作られるお米が二度も日本一にかがやいたということを知りました。私の勝手な想像で新潟県や秋田県のような東北でおいしいお米がとれて、高知ではそんな日本一に輝くようなお米はとれると思っていなかったので驚きました。田植えをしていくなかで農機具を使っての作業は重くて大変でした。いつもこれを使って作業している人たちは本当にすごいと思いました。また、田んぼの中にはおたまじゃくしやヒルなどいろいろな生き物がいて、本当に良い環境でお米を育てているのだと思いました。農作業を行っている方たちはやはり高齢者の方が多く、高齢化が進んでいるのだと感じました。けれどその中に地域おこし協力隊の若い人たちがいて、若い力もはいってきていると気づきました。
 
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