平成24年度高知大学研究顕彰制度「若手教員研究優秀賞、大学院生研究奨励賞」授賞式を行いました。

2013年2月6日

 「高知大学研究顕彰制度」は、優れた研究を行った者を表彰することにより、研究業績者、若手教員及び大学院生の研究意欲の高揚を図り、もって本学における研究の活性化と一層の発展を目指し、今後の活躍の発展性が期待される研究者個人を学長が表彰することを目的としています。
 平成24年度は、若手教員研究優秀賞2名、大学院生研究奨励賞2名の方々が受賞され、授賞式を行いました。

 なお、本年度の研究功績者賞については、該当者はありませんでした。

 

【日  時】 平成25年2月6日(水) 13:10~13:30

 

【場  所】 朝倉キャンパス 学長室

 

【受賞者】 ≪若手教員研究優秀賞≫

 

三浦  収(ミウラ  オサム)   (複合領域科学部門 特任助教)

同氏による「巻貝と寄生虫の特殊な相互作用」に関する研究は、独創的であるとともに国際性に優れていることが評価されました。特に、干潟など浅海生態系を代表する巻貝であるホソウミニナとそれを宿主とする寄生虫との関係を調査し、進化生態学的視点から先駆的な業績を上げ、そのことにより日本生態学会学術賞(宮地賞)を受賞したことも高く評価されました。同氏の進化生態学分野での益々の活躍が期待されています。

 

矢田部 智昭(ヤタベ トモアキ)  (臨床医学部門 助教)

同氏による「人工膵臓を用いた周術期血糖管理と栄養」に関する研究は、高知大学発となる先導的テーマであり、医療学上の貢献も大きいことが評価されました。特に、同氏が着目した人工膵臓は、周術期患者の予後の改善のみならず、医療従事者の労働負担軽減にも繋がることが高く評価されました。同氏は、日本人工臓器学会論文賞を受賞するなど多くの業績があり、基礎・臨床医学分野での益々の活躍が期待されています。

 

       ≪大学院生研究奨励賞≫

 

石田 わか(イシダ ワカ)     (総合人間自然科学研究科 医学専攻 博士課程2年)

実験的アレルギー性結膜炎、並びに実験的自己免疫性ぶどう膜炎の発症を制御する分子の関与の研究で多くの成果を上げるとともに、生化学的及び組織学的な解析に加え、microRNAなどの新しい手法を用いた解析を積極的に取り入れ、アレルギー性結膜炎の治療薬開発に向けた研究を展開していることが評価されました。これらの研究業績に対して、平成24年度日本眼炎症学会学術奨励賞が授与されたことも高く評価されました。

 

大﨑  優(オオサキ スグル)  (総合人間自然科学研究科 人文社会科学専攻 修士課程2年)

高齢化・少子化が進む高知県を事例として、地域密着型金融について地域経済活性化の観点から県内金融機関を対象に文献調査・ヒアリング調査を丹念に行い、その取り組み内容及び現状での課題について明らかにするとともに、政策立案・実行に向けた提言を行った点が評価されました。これらの研究業績に加えて、平成24年3月第1回財務局学生論文コンテストで最優秀賞を受賞したことも高く評価されました。

 

 

 

平成24年度高知大学教員顕彰制度授賞式

(後列)左から柴田研究国際部長、小槻理事(研究担当)

(前列)左から大崎さん、石田さん、脇口学長、矢田部さん、三浦さん

 

 

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