海洋コア総合研究センターの山本教授らの研究成果が米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されました

2017年12月1日

 海洋コア総合研究センターの山本裕二教授らによる過去の地磁気強度推定の信頼性に関する研究成果が、米国科学アカデミー紀要(PNAS)の電子版(2017年11月29日)に掲載されました。本研究は、中国科学院地質・地球物理学研究所のPaterson博士とPan教授、英国Imperial College LondonのMuxworthy博士と共同で実施されたものです。
 過去の地磁気強度(古地磁気強度)を推定するための対象である地質試料や考古資料には、磁気ヒステリシスデータに基づく「バルク磁区安定性(BDS)」という新たな指標で定義できる古地磁気記録の安定性の傾向が明瞭に存在し、BDS値が低い試料・資料から推定される古地磁気強度は不正確なものとなりやすいことを示しました。迅速な磁気ヒステリシス測定によって決定できるBDS値は、古地磁気強度を推定するための試料・資料の効率的な事前選択や、すでに論文報告されている古地磁気強度データの信頼性の再検証に利用することができます。高信頼度の古地磁気強度データを選別する能力がさらに高まることで、より正確に地球外核の進化を理解できるようになり、論争の余地が残る地球惑星科学における多くの諸問題の理解につながると期待されます。

 

著  者:Greig A. Paterson, Adrian R. Muxworthy, Yuhji Yamamoto, Yongxin Pan

論文名:Bulk magnetic domain stability controls paleointensity fidelity

            「バルク磁区安定性は古地磁気強度の信頼性を支配する」

論文掲載HPはこちら

 

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