生命環境医学部門の伊藤桂准教授らの研究チームがナナフシに関する共同研究を発表しました。

2018年5月30日

 これまで、鳥に食べられた昆虫は子孫もろとも生存の機会を失うという考え方が常識となっていました。これに対し、高知大学生命環境医学部門の伊藤桂准教授と元・大学院生の舟木翔一さんは、神戸大学大学院理学研究科の末次健司特命講師および東京農工大学大学院農学研究院生物生産科学部門の横山岳准教授らと共同研究を行い、「昆虫が鳥に食べられた場合、昆虫体内の卵は消化されずに排泄される場合があるのではないか」という仮説を立て、それを検証しました。硬い殻をもつことで知られているナナフシの卵を鳥に食べさせると、一部の卵が無傷で排泄されてふ化するという結果を得ることに成功しました。
  鳥に食べられてもなお子孫を残す可能性を示す本研究は、昆虫が鳥に捕食されると例外なく死に至るものだという常識を覆すものです。むしろ、ナナフシのように移動能力が低い昆虫では、鳥による捕食が分布拡大を促進する要因になりえると言えます。

  この結果は新聞などのマスメディアに掲載され、SNSでも話題となりました。

 

紹介記事
 高知新聞朝刊 2018/05/29 社会面p.26
 EulekAlert! 日本語版
https://www.eurekalert.org/pub_releases_ml/2018-05/ku-4052318.php
など

 論文は5月29 日に国際誌「Ecology」にオンライン掲載されます。
http://dx.doi.org//10.1002/ecy.2230

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