旧満州関係書籍約1300冊の寄贈を受け「崎山ひろみ文庫」を設置しました。

2018年10月25日

 この度高知大学は,旧満洲関係の書籍約1300冊を寄贈者のお名前を戴いて「崎山ひろみ文庫」と命名し,本学学術情報基盤図書館等に設置することになりました。
 崎山ひろみ氏は,ご自身も旧満洲引揚者であり,戦後長い時間を経て散逸が危惧される「満洲国」関係の資料収集に尽力され,さらには,高知県内を中心に引揚者への聴取調査も進めてこられました。この「崎山ひろみ文庫」はそうした活動に共鳴し支援された方の活動の集大成でもあります。
 人文社会科学部門には4つの研究プロジェクトのうちの一つの「地域における平和学研究」の代表者(吉尾寛教授)が,崎山氏の進める聴取調査に3年前より参加するようになった経緯もあり,今回の寄贈への謝意を表すため,崎山氏に冊子『崎山ひろみ文庫(解題)』を贈呈いたしました。
崎山氏の収蔵品については,早くから県内の歴史学関係者等を中心に注目されており,収蔵品の内資料部分は既に高知県立歴史民俗資料館に寄贈され,そこにも貴重な物が数多くあります。
「崎山ひろみ文庫」の書籍が広く教育・研究の資料として活用され,高知県の新たな平和研究のシンボルとなることを願っております。

【参考】
○「崎山ひろみ文庫」の概要と利用について(5ページ目)
http://www.lib.kochi-u.ac.jp/library/chuokan/owl/owl_20.pdf
○『崎山ひろみ文庫』(解題)(人文社会科学門作成)
http://jinbun.cc.kochi-u.ac.jp/publish/308

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