◆高知大学発ベンチャーとして新たに１社を認定しました
2023年6月8日
本学は、地域の振興と地域社会の健全な維持・発展に貢献する大学として活動しております。本学の研究成果を地域貢献に資する一つの方法として、教員の研究成果を活用したベンチャー企業の支援にも取り組んでいます。
このたび、株式会社PlastiFarmを高知大学発ベンチャーとして認定し、令和５年５月29日（月）に総合研究棟会議室２において認定式を行いました。
株式会社PlastiFarmは、総合科学系生命環境医学部門の芦内誠教授の研究成果を活用したベンチャー企業として設立されました。
芦内教授は、納豆のネバネバ成分「ポリ‐γ‐グルタミン酸（PGA）」に注目し、陽イオンと組み合わせることで、プラスチックを分解する機能（生分解性）を持つ「ポリ‐γ‐グルタミン酸イオンコンプレックス（PGAICs）」という新物質を作ることに成功しました。PGAICsは、新型コロナウイルスに対する抗菌性などの機能があることも確認されています。
株式会社PlastiFarmは、PGAICsの特徴である生分解性・抗菌性など様々な特性を活かした新素材の開発を進めており、今後多様な市場での社会実装が期待されています。
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