◆海洋コア国際研究所の佐野有司所長がアメリカ地球物理学連合のNorman L. Bowen Awardの受賞者に選出されました
海洋コア国際研究所の佐野有司所長が、2023年9月15日にアメリカ地球物理学連合(AGU)のNorman L. Bowen Awardの受賞者に選出されました。
AGUは、会員約6万人の地球惑星科学分野で世界最大級の学会です。Norman L. Bowen Awardは、AGUの火山学、地球化学、岩石学の分野において優れた功績のある研究者に授与される賞で、毎年1~2名が選ばれています。
石油や石炭など化石燃料の燃焼で生じる二酸化炭素は地球温暖化の要因とされ、環境動態が詳しく研究されています。一方、固体地球と大気・海洋間の深部炭素循環は表層循環に比較すると研究が進んでいません。佐野所長は海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む島弧の海溝から火山に至る軸で、地理的に特異なヘリウム同位体の変動と併せて深部炭素循環の描像を世界で初めて示し、高く評価されました。
授賞式と記念講演は、2023年12月11日~15日に米国サンフランシスコにて開催されるAGU Fall Meetingで執り行われる予定です。
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