◆令和5年度高知県産学官連携産業創出支援事業費補助金に小﨑大輔准教授らの応募課題が採択されました

2023年11月21日

 このたび、総合科学系複合領域科学部門の小﨑大輔准教授らの応募課題が、令和5年度高知県産学官連携産業創出支援事業(実用化研究型)に採択されました。本課題は、令和3年度に新規採択され、令和4年度及び令和5年度に継続採択が決定したものです。
 本事業は、大学等の研究シーズや企業ニーズに基づき、概ね3年程度で事業化研究(製品化研究)への移行が見込めるなど、将来的に事業化が期待できる新たな研究開発要素を持った中期的な実用化研究を採択し、研究開発の熟度を高めていくことで高知県の産業振興につなげることを目的とした県の委託事業です。
 これまで小﨑准教授は、司牡丹酒造との共同研究の下、日本酒醸造で重要な「酒質成分」(糖、有機酸、アルコール)を安価に同時分析できる世界初の同時分析法(MFS-IC)を開発しました。また、MFS-ICの導入により、日本酒醸造の過程で「醸造条件」(温度調整、加水時期など)の制御から「酒質成分」の濃度がどう変化するかという「醸造条件」と「酒質成分」の関係の効率的な解析にも成功しています。さらに、この技術を発展させ、「醸造条件」が未解明な優良酵母などを積極的に利用した新商品開発事業を創出することにより、収益拡大や県経済の活性化を目指しています。

 また、司牡丹酒造でこの技術を導入した日本酒の試験販売も予定されています。

 

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参考:高知県公表ページ

     産学官連携産業創出研究推進事業の採択状況及び実績 | 高知県庁ホームページ (kochi.lg.jp)

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