◆総合科学系地域協働教育学部門の廣瀬淳一准教授の研究成果が、米国Public Library of Scienceの学術誌『PLOS ONE』に掲載されました

2024年6月24日

 子どもの幸福度は、大人からポジティブな対応を受けた経験によって変化する

 

 総合科学系地域協働教育学部門廣瀬淳一准教授による「世代間交流と子どもの幸福度」に関する研究成果が、米国Public Library of Scienceの学術誌『PLOS ONE』に掲載され、令和6年6月21日(米国東部時間午後2時)に電子版が公開されました。

 近年、子どもの幸福度が注目されています。これまでに、日本の成人を対象とした研究(2022年)において「好奇心からの問いかけ」の傾向と「将来世代への関心度」及び「主観的幸福度」の高さとの関連性について報告されていました。しかし、子どもの「好奇心からの問いかけ」「将来世代への関心度」及び「主観的幸福度」と世代間交流との関係については、あまり知られていませんでした。

 廣瀬准教授は、一般社団法人しあわせ推進会議(高知市)及び高知県下3市町教育委員会の協力を得て、小中学生511人を対象に「知的好奇心」、「次世代への関心」、そして「主観的幸福度」の関係についてWEBアンケート調査を実施しました。データ分析の結果、子どもからの「問いかけ」に対し、「大人からポジティブな対応を受けた経験」を認識する子どもからは「知的好奇心」及び「主観的幸福度」も高い傾向があることが確認されました。この結果は子どもの幸福度を向上させる施策のヒントになると考えられます。

 

 詳細は、こちらをご覧ください。

 

論文情報 

 <論文名> How do question-answer exchanges among generations matter for children’s happiness?

 <和 訳> 「世代間の問いかけと応答のやりとりは、子どもたちの幸福にとってどのような意味を持つのか?」

 論文掲載URL:https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0303523

 

【本件にかかる問い合わせ先】

高知大学 教育研究部 総合科学系 地域協働教育学部門 准教授

安全・安心機構 男女共同参画推進室 室長

廣瀬 淳一

Mail:hirose-junichi@kochi-u.ac.jp

Tel:088-888-8020

 

 

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