◆大学院農林海洋科学専攻2年の野嶋啓史さんが、第35回日本木材学会中国・四国支部大会において、研究発表賞(口頭部門)を受賞しました
2024年9月24日
大学院農林海洋科学専攻2年の野嶋啓史さんが、令和6年9月14日に開催された「第35回日本木材学会中国・四国支部大会」において、研究発表賞(口頭部門)を受賞しました。
本賞は若手の口頭発表者の中で最も優れた発表者に贈られるもので、昨年度に続き、2年連続の受賞となりました。
野嶋さんは、「使用済紙おむつから回収したパルプを活用した撥水シートの調製 -フォトフェントン反応の影響―」の演目で、フォトフェントン反応法を活用した使用済み紙おむつ中のパルプのリサイクルについてと、フォトフェントン反応処理後のパルプを活用して、撥水性を有するシートの調製とその性能について発表を行いました。フォトフェントン反応処理と撥水処理を行ったパルプは、高い撥水性を有し、撥水性は溶媒処理により簡単に除去可能であることを明らかにしました。これらの成果は、セルロースのみで構成される紙おむつの製造への展開が期待され、紙おむつリサイクルシステム実用化への可能性を高めた点が評価されました。
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