経営4資源のバランス感覚を養い、
実践力の追求で即戦力となる人材を鍛える

高知大学医学部長
大学院総合人間自然科学研究科
医科学専攻長
井上 啓史

大学院総合人間自然科学研究科医科学専攻長井上 啓史

高知大学医学部は、文部科学省の課題解決型高度医療人材養成プログラム事業に選定され、平成30年度から令和3年度まで香川大学・高知工科大学・高知県立大学と連携し、四国で唯一の修士課程公衆衛生学コースを母体に、病院経営学のプログラムを実施しております。
このプログラムは、病院長、副病院長などの経営責任者のみならず、医師、看護師、薬剤師、その他の医療従事者、事務担当者など多職種に対応し、病院経営に特化した人材育成を行います。

国立大学病院などの基幹病院の病院経営者は経営の基礎を学ぶ機会もなく要職を担当いたします。また、各部局の責任者も教育の機会は与えらず、病院経営を学ぶことのできる場も十分とはいえません。

国立大学病院などの基幹病院には、地域における外部環境と自院の内部環境を冷静に分析し、継続性のある企業体を維持するための戦略を構築する必要があります。経営とは、各種ステークホルダーの「納得解」の創出であり、そのためには多面的・複眼的視野が必須となります。地域特異性が高い病院経営では、ヒト・モノ・カネ・情報の経営4資源をバランスよく見定める経営の基本に加えて、地域の他機関との関係を良好に保つ“協調戦略”が必要です。待ったなしの病院経営分野に突破力がある人材を送り込む「即戦力」を鍛えるカリキュラムといえます。

本教育プログラムの特徴は、「実践力」の追求です。ケースディスカションという模擬実践を行い、カリキュラム内で、病院経営現場へのインターンシップ、経営に関するプロジェクト発表など、よりリアルに近い実践の場を設けています。そのため、講師陣は第一線で活躍している経営者やコンサルタントを多く配置しました。

本事業の推進にあたり、連携大学、高知県、市町村など行政機関や、地域医療施設、職能団体等の皆様に協力して戴きながら、人材の育成につながるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

令和6年4月1日

高知大学医学部長
大学院総合人間自然科学研究科
医科学専攻長
井上 啓史