スタッフ紹介

河野 俊夫 教授/食料生産プロセス学 研究室

 農業生産物は、そのまま市場に出て新鮮な食料となるほか、加工・調理によって様々な食品に変わり、消費者の手に渡ります。

 高品質で安全性の高い食料・食品を提供し、消費者が安心して食生活を営むことができるよう、当研究室では生産・加工・流通・調理の各段階で必要となる実用技術について研究を行っています。
 光センシングによる農産物・畜産物・水産物の非破壊品質評価技術、食品の安全を確保する食品偽装防止技術や異物検出技術、さらには食品の調理加工技術などです。


佐藤 周之 教授/流域水工学 研究室

 水は農業に欠かせないばかりではなく、地域の生活用水としても重要な資源です。
 流域管理工学では、豊かな水資源を保全するための「流域水環境管理」に向けた資源循環型の材料・技術に関する研究を行います。
 また、水を運ぶための水利施設は、水を媒体として地域・流域を結ぶ重要な社会資本です。ここで多用される建設材料がコンクリートですが、建造して長い時間がたつと老朽化してきます。
 そこで、これら施設の適切な管理・保全を実施するための維持管理技術、最適な補修・補強技術についての研究を進めています。


齋 幸治 准教授/水資源工学 研究室

 人間のみならず、全ての生物の生存にとって不可欠な水。限りある資源である水を、いかに有効に利用するか、また深刻化する水圏の環境悪化をいかに改善するかが極めて重要な課題となっています。これらの課題の達成に向けて、湖沼や内湾、川や水路などを対象として、適切な水利用および水圏の環境問題に関する研究を行っています。

 農業用水路における水の流れやその阻害要因、また環境悪化が進行する水域における汚濁メカニズムなどについて、環境モニタリング、モデルシミュレーションを通じて追究し、人間と水さらには自然環境とのより良い関係性の構築を目指します。


井原 賢 准教授/水環境工学 研究室


健全な水環境を未来へ

 河川や湖沼へ流出した医薬品成分や病原微生物に着目。 ヒトや生態系への被害が顕在化するまえに予防的対策を講じるべく、環境工学だけでなく、生物学、水産学、分子生物学など幅広い分野の研究者と協力し、ヒトおよび生態系を守る研究を進めています。

 感染症対策のための下水から得られる感染症情報の活用に関する研究にも取り組んでいます。


橋本 直之 講師/地理情報科学 研究室

 地図や衛星画像などの地理空間情報は私たちの生活の様々なところで利用されています。地理空間情報を取り扱う技術として、リモートセンシング(衛星画像、ドローン画像など)、地図の作成・利用に関する技術の教育・研究を行っています。

 最近では特に、農地を対象として、作物の栽培支援のための衛星画像やドローン画像の活用、生育シミュレーションや栽培環境評価に関する検討をしています。