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2025年度JICA課題別研修「地域アグリビジネスのためのフードバリューチェーン構築」を実施

公開日 2025年11月26日

 次世代地域創造センターでは、国際協力機構(JICA)と連携し、2025年10月6日から11月12日にかけて、国際研修「地域アグリビジネスのためのフードバリューチェーン構築※」を実施しました。(※フードバリューチェーン構築:生産から製造・加工、流通、消費に至る各段階において付加価値化を行うこと。)

 

 本研修は今年で6年目を迎えます。今回、アジア、アフリカ、中東、中米地域の14か国から、農畜産物の高付加価値化に取り組む農林水産省の行政官や大学教員など17名が参加しました。参加者は、それぞれの国におけるフードバリューチェーンの構築に向けた知見と実践力を高めることを目的に、約1か月半にわたる研修に臨みました。

 

 研修では、高知県及び県の関係機関、四万十町、JA高知中央会、JA馬路村、本山町汗見川地域、日高わのわ会、高知大学の「土佐フードビジネスクリエーター事業」の取り組みなど、産官学が連携して進める地域アグリビジネスの先進事例について、講義や現地視察を通じて理解を深めました。中でも地域資源を活かした高付加価値化の実践に触れ、多くの学びを得ました。

 

 また、今回の研修では、窪川中学校との交流も行い、生徒たちとの温かなふれあいを通じて、地域社会とのつながりを体感する機会となりました。また、(株)あさの、ひまわり乳業(株)、四国運輸(株)などの民間企業を訪問し、現場での取り組みや経営戦略についても学ぶことができました。

 

 本研修を通じて得られた知見、経験やネットワークを活かし、参加者が帰国後、自国におけるフードバリューチェーン構築に貢献することが期待されます。

 

 今後も本研修を継続し、高知で培われた技術や取り組みを開発途上国に紹介することで、SDGsの達成に資する国際協力を推進してまいります。

 

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