愛媛大学連合農学研究科(高知大学所属)の飯島巧望さんが、令和8年度日本水産学会春季大会において、優秀ポスター発表賞(博士学生区分)を受賞しました
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愛媛大学連合農学研究科(高知大学所属)の飯島巧望さんが、令和8年3月26日~3月29日に開催された令和8年度日本水産学会春季大会において、優秀ポスター発表賞(博士学生区分)を受賞しました。
フグ毒として知られる テトロドトキシン(TTX)は、近年ホタテガイなどの二枚貝からも相次いで検出されています。二枚貝はプランクトンを濾過摂食するため、摂食するプランクトンの中にTTXを保有・産生する生物が存在する可能性が指摘されています。しかし、どのような生物が毒化に関与しているのか、その全容は未だ明らかになっていません。
そこで飯島さんは、博士論文のテーマの一環として、足立真佐雄教授指導の下、二枚貝の消化管に含まれるプランクトンのDNAを解析するメタバーコーディングに着目しました。北海道産ホタテガイを対象に詳細な調査を行った結果、ホタテガイが毒化する時期に、特定のプランクトンの摂食割合が増加することを明らかにしました。
今後は、これらのプランクトンを現場海域から分離し、TTXの保有・産生能を検証することで、ホタテガイの毒化原因生物の特定につながることが期待されます。
発表名:北海道産ホタテガイのフグ毒による毒化状況ならびに餌生物の網羅的解析
発表者:飯島巧望¹・渡邊龍一²・沼野聡²・小澤眞由²・内田肇²・松嶋良次²・鈴木敏之³・夏池真史⁴・水上卓哉⁴・大西浩平⁵・山口晴生⁶・足立真佐雄⁶
(¹:愛媛大学連合農学研究科、²:水産研究・教育機構水産技術研究所、³:北里大学海洋生命科学部、⁴:函館水産試験場、⁵:高知大学総合研究センター、⁶:高知大学農林海洋科学部)
