公開日 2019年2月27日
特任教員の声 第4弾
企業の皆様の参考に、企業出身の特任教員が本事業をどのように感じているのか、シリーズでご紹介いたします。
第4弾の今回は、元新日本製鐵株式会社(現在の新日鐵住金)の中澤氏に希望創発センターへの想いを綴っていただきました。ぜひ、ご覧ください。
研究会メンバーと大学のコートでテニスをする中澤二朗氏(前列右端)
センターが始まって一年足らず。これまで多くの人たちと語らいました。その中で、耳に残っている言葉があります。
(学生) これからは陸上養殖が大事です。
(医学部教授) 介護とケアは、どこがどう違うのか。死生観とは、そもそも何か。
(高知の企業人) 高齢者といっても色々な人がいます。健康も大事ですが、生きがいも大事です。
(学生) 「幸せとは何か」。みんなで議論したいと思います。
(東京の企業人) 事業化とは何か。人を育てる、人を評価するとは、どういうことか。
(ある講演者) 重要なのは 「問い」を立てることです。
(ある先生) 感想文と論述の違いは何でしょう。
(学生) NHKテレビ「100分で名著」で哲学者スピノザの話を聞きました。是非議論したいです。
(わたし) 高知でテニスをしたいな~。
話した人、発せられた言葉を思い返す時、ふと、こんな思いが頭をよぎります。
“こんな場は、他にあるだろうか・・・。”
“異業種交流や産学連携等によって、こうした場は作り出せるものなのだろうか・・・。”
“海の向こうに留学させたら、これよりすごい場に巡り合うことができるのだろうか・・・。”
数十年にわたる人事の経験を通して出した私の答えは・・・
「ノー」です。
そんな希望創発センターだからこその、願いが私には3つあります。
1つ。「希望」をつくるには、「希望を創れる人」をつくることです。
2つ。「ダイバーシティを考える」には、あらかじめ「多様な人が集う場」をつくってしまうことです。
3つ。そこに集うメンバーとテニスをやり、終わったら高知の美酒に酔いしれることです。
まだ始まったばかり。
「願い」に期限なし。
その実現を通して、これからも愉快に過ごしたいと思っています(勉強も、議論も、テニスも、酒も・・・)。