教授からのご挨拶
高知大学医学部薬理学講座を主催している齊藤源顕です。私どものホームページを訪ねて頂き誠にありがとうございます。
COVID19の流行が3年目に入り教育活動、研究活動やそして医療現場におきましても大きな変革期を迎えています。高知大学の方針として、
この3年間は学生対する講義は原則On line講義となっています。昨今の医学部学生の薬理学成績は二峰化してきており成績優秀者は良いのですが、
成績下位層に低迷している学生のCBTや医師国家試験への対応が危惧されます。
そこで学外の薬理学教授の特別講義は原則対面で行い少しでも学生に良い刺激や影響を与えたいと考えています。
学習効果を上げるためにOn line講義でも双方向性の講義となるよう毎回の出席の確認や小テストでの学習効果の確認など工夫をしていきます。
研究活動では、当教室は薬理学教室とは全国唯一、基礎系教室でもほとんど類を見ない下部尿路機能・排尿機能を中心に研究しています。
清水孝洋准教授のグループが中枢神経から見た排尿機能、そして清水翔吾学内講師のグループは末梢組織としての下部尿路機能を研究しています。
東講師は中枢神経系の特にグリアの研究を、また秋澤特任教授のグループはカタリタイド(酵素活性を持つペプチド!!)と臨床応用について研究を行っています。
各グループは切磋琢磨しながら高いレベルの成果を出しています。
医療/社会貢献の分野では私自身が泌尿器科医で、特に排尿分野を専門としています。
排尿障害は高齢化を迎えるにあたってますます重要となる領域でありますが、排尿の中枢制御機構など解明しなければいけない課題が山積みです。
幸いにも本年1月より近畿大学から清水信貴講師が骨盤機能センター専属医師として高知大学に赴任致しました。
当大学骨盤機能センターや泌尿器科講座と密に連携して、高知県下はもとより四国内の排尿研究と診療レベルの底上げに繋がるような活動ができればと考えています。
高知県は四国の最も南側、太平洋に面している県でありますが、同時に山林面積が県全土の85%も占め山の県とも言えます。
温暖な気候の上、山海の幸が大変美味しいところです。当ホームページをご覧になっている学生・研究者の皆さん、是非私どもと一緒に研究をしませんか?
当教室への留学の興味のある方は是非一報ください。
