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代表世話人:相良 祐輔

 21世紀に入り、大きなインパクトのある医療分野での可能性が、見えてきました。
 すなわち、再生医療をめぐる幹細胞の臨床研究を通じて、新たな医療の創造と展開が開かれつつあります。白血病や再生不良性貧血等の難治性血液疾患、T型糖尿病、パーキンソン病、脳性麻痺、虚血性脳症等の中枢神経系疾患、臓器再生等等の応用への期待は、極めて大きいものがあります。
 特に臍帯血には、未分化幼若幹細胞が多く含まれており、再生医療への応用には、より適していると考えられます。
 このように多くの可能性を秘めている臍帯血を、再生医療に応用するための臨床研究は、今こそ、関心ある方々の手によって、大きく進められる可き時であります。また、臍帯血を医療資源と考える時、その正しい管理法と臨床応用に関して、医療サイドからの考え方を検討し合う場を用意することも、喫緊の課題と考えます。
 いろいろな立場で、臍帯血との関わりが深く、その必要性と重要性とに経験豊かで、お考えをお持ちの23名の方々と共に、平成24年12月10日に「臍帯血による再生医療研究会」を設立し、平成25年7月13日に、キックオフ学術集会を開催しました。
 「臍帯血による再生医療研究会」は、以下のような考えの基にスタートしました。

@:時代の要請である、正しい倫理観に裏打ちされた臨床研究、医学の発展を期し
A:病める患者さんとそのご家族に寄り添った、より安全な社会機能としての医療の在り方で、安心の社会創設のため、冷静に対応し続けることを基本に、共に歩み続けよう。
そして
B:この志を持って、一人でも多くの難病の方々の力となるべく情熱を持ち、地道に、日々の仕事に励んでいる医療者、これからの医療を背負う若き人々が、医療現場に居ること を広く世間に知って貰いたいと、考えています。

 正しい形で、臍帯血を利用する臨床研究を、共に、進展させ、安全な臍帯血の臨床応用が、広く行われる医療体制の構築のために、手を携えようと、関心をお持ちの皆さんに、「臍帯血による再生医療研究会」への、ご参加を呼びかけさせて頂くものであります。

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