講座紹介

高知大学医学部
YAMAKIN次世代歯科医療開発講座

地域医療をまもる取り組みを全国に

記者会見集合写真

「高知大学医学部 共同研究講座」
YAMAKIN次世代歯科医療開発講座

高知大学・YAMAKIN株式会社共同研究

高知大学医学部とヤマキンは平成21年より約10年間 共同研究を実施しており、これまで歯科材料の安全性の観点から、生物学的試験の実施(2009年より)、専門書籍発刊(「歯科用貴金属合金の化学」(2010年)、「知っておきたい歯科材料の安全性」(2017年))、学会発表(「日本歯科理工学会」、「日本バイオマテリアル学会」、「日本歯科保存学会」他)などの活動を行ってまいりました。
今後、より充実した研究活動・研究成果を得るために、研究基盤を充実させることが必要です。
そこで、本学にヤマキンとの共同研究に係る拠点を設置し、ヤマキンと高知大学が共同で次世代の歯科医療スキームの開発について、継続的に研究活動をおこなうことができる「共同研究講座」を設置することになりました。 講座の名称は「YAMAKIN次世代歯科医療開発講座」です。

少子高齢化、過疎化、人口減に伴う経済規模の縮小といった問題が全国より10年先駆けて進んでいると言われる高知県では、歯科医療現場においても、歯科医療従事者の高齢化や従事者数の減少が進んでおり、地域の歯科医療を維持していく上で、医療機関間の連携や歯科医療従事者の労働環境改善、生産性向上を目的とした、デジタル機器やICT活用等の対策を講じていく必要があります。
このような現状を踏まえ、本学と総合歯科材料メーカーであるヤマキンが連携し、多角的観点から次世代の歯科医療スキームを開発し、地域の歯科医療機関や関連施設等が連携した地域医療を支える枠組み作りを目指します。

歯科医療現場におけるデジタル技術やICT活用の研究を進め、「課題先進県」である高知県において課題解決モデルを構築し、全国的な取り組みへの発展を目指します。