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第7回「新しい働き方・学び方に関する研究会」を実施しました! 2025/11/25

2025.11.25
活動報告
新しい働き方・学び方に関する研究会

今回は、リクルートワークス研究所の橋本賢二氏をお迎えし、働き方と学び方の変遷、そして今後の展望についてご講演いただきました。橋本氏からは、これまでの研究や調査を踏まえながら、日本社会における働き方・学び方がどのように変化してきたのかを、非常に分かりやすく整理してお話しいただきました。

講演の中では特に、国策の視点から見た働き方改革の流れや、学習指導要領の改訂に至るまでの背景について詳しく解説していただきました。制度や政策がどのような問題意識のもとで設計されてきたのかを知ることで、現在の「学び」や「働くこと」が置かれている状況を立体的に捉える機会となりました。

そこから話題は、学びの本質や、人が自ら学びたいと思う状態を生み出す内発的動機付けへと展開していきました。「なぜ人は学ぶのか」「学びが続く条件とは何か」といった問いを軸に、現在の学びの現状についても体系的に整理していただき、参加者にとって多くの気づきが得られる内容となりました。

その後の議論では、企業におけるパーパス(存在意義)の明確化や、従業員が新たなことに挑戦できるよう支える「余白」の設計が、個人の内発的な学びを促す重要な要素になるという指摘もありました。成果や効率だけを追い求めるのではなく、試行錯誤できる余地を組織としてどう確保するかが、これからの働き方・学び方において大きな鍵になることが共有されました。

議論全体を通して、働き方と学び方の問題は、単なる制度設計や仕組みの話にとどまらず、「人間がどのように興味を持ち、どのように成長していくのか」という根源的な問いと深く結びついていることが改めて確認されました。また、個人と組織との関係性をどのように再構築していくのかという点が今後の重要な展望として挙げられ、その一端を担う存在として、サマセミのような学びの場に大きな可能性があることについても言及がありました。

次回は、12月20日に実施予定です。

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