大学院(博士前期):古海洋学特論(2009)<集中講義>

■■■ 深層水循環を可視化する!■■■

○受講生:北 重太,河田大樹,坂 耕多, 坂本 哲浩,細井健太郎
○監修:池原 実
○実施:2009年6月4日
■ 深層水循環とは ■
地球環境システムの中で海洋循環,特に「深層水循環」は,気候変動をコントロールする重要なプロセスの一つである.いわゆる深層水の代表例は北大西洋深層水(North Atlantic Deep Water: NADW)であるが,このNADWは北部北大西洋グリーンランド沖が主な形成域である.右図は,ブロッカー氏が提唱した海洋循環モデル(コンベアベルトモデル)であるが,北部北大西洋で冷やされて密度が大きくなった表層水が深層へ沈み込んでいき,深層水循環が始まると考えられている.
図1.ブロッカーの深層水ベルトコンベアモデル
■ 水槽実験のための準備品 ■

図2.水槽実験のための物品

今回の水槽実験に使った物品は,ほとんどのものがホームセンターなどで入手可能なものです.いわゆる科学機器的なはものは水温・塩分計のみです.

・水槽:45cm幅の観賞魚用水槽
・食塩
・網
・油こし紙
・針金:空き缶を固定するため
・ビーカー
・空き缶
・インク(赤,青)
・スポイト
・発泡スチロールの板
・湯沸かしポット
・氷

■ 実験その1:海洋の成層構造を可視化する<水温成層> ■

(かきかけ・・・)


図3.水槽に水道水を入れ,その上に,少し水温の高い水(青色)を注ぎ入れると,上下2層に成層する.青い層が表層水に相当.
■ 実験その2:深層水の沈み込みを可視化する ■

■ 実験その3:海洋の成層構造を可視化する<塩分成層> ■
■ 実験その4:北大西洋深層水 vs. 南極底層水 ■
■ 実験おまけ:海洋の成層構造を可視化する ■


Copyright (C) 2003 Minoru Ikehara. All Rights Reserved