「同期や近い学年の先生が多くいる事の安心感」

大佛 健介


大佛 健介

 私は東海大学出身、東海大学病院で初期研修を行い、放射線科専攻医として1年間研修し、ご縁があり2021年度に高知大学医学部 放射線診断・IVR講座に専攻医2年目として入局させていただきました。

 出身は神奈川県で高知県には入局に際して初めて来ました。高知大学に来るまでは、高知県がどのような場所なのか、また私立大学出身で国立大学の病院に行くことへの環境の変化に対する不安がありました。

 勤務日初日はとても緊張し出勤しましたが、勤務が始まってからは上級医の先生に様々なことを教えていただき、同期や近い学年の先生とも交流することができ、温かく迎えていただき不安が解消されていきました。


 高知大学での研修は1年間を通してCT、MRIの読影、IVR、核医学、放射線治療の4分野を3ヶ月ごとのローテートでの研修を行いました。3ヶ月間その分野の研修ができるので初めて研修した核医学、放射線治療、前年度より研修していた読影、IVRについてもじっくりとより深く学ぶことができました。わからないことやできないことが少しでもあれば、その分野を専門としている上級医の先生に聞き丁寧にフィードバックしてくれることで日々わかることが増えていき少しずつ自信がつくことで業務をすることが楽しくなりました。また、今まで取り組んだことがなかった学会発表や論文作成についても上級医の先生の指導の元行うこともできています。

 高知大学に来て中でもよかったと思うことは同期や近い学年の先生が多くいることです。高知大学のシステムやカルテなど東海大学と違うことが多く、日々わからないことが多かったのですが、近い学年の先生がいたからこそ気軽に聞くことや相談できることも多く、外部から来ても不安なく業務を行うことができました。また、上級医の先生が専攻医向けに勉強会を開いてくださり、1冊の本の項目ごとに勉強しフィードバックしてくれることで専攻医同士知識を共有することができ、専門医試験に必要なことや勉強の仕方を学ぶことができました。


 高知での生活ですが、コロナ禍で魅力的な自然やご飯屋さんなどにあまり行けてないですが、スーパーで買える魚など美味しくコロナが落ち着いたら様々な場所に訪れたいと思っております。

 現在は高知医療センターでIVRを中心とした研修を行っています。高知大学とはまた異なる環境ですが、高知大学で学んだことに加えて高知医療センターでも多くのことを研修することができています。至らない点も多々あるかと存じますが、高知県の医療に貢献できるように日々頑張って業務に取り組んでいますので、今後とも何卒よろしくお願いします。



大佛 健介


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