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第1回 安宅 香弥[医員(レジデント)]

 私は2015年に高知大学を卒業し、そのまま高知大学で初期研修を行いました。研修中に2回妊娠・出産を経験して研修が4年かかりましたが、2019年に高知大学 泌尿器科学講座に入局し後期研修を開始しました。現在は、周りの方の理解と協力を得てフルタイムで研修を行っており経尿道的な手術だけではなく腹腔鏡やロボット手術のトレーニングも行っております。

 研修医時代は正直に言うと、高知大学の医局自体に女性泌尿器科医が居なかったのもあって、泌尿器科に入ろうとは考えていませんでした(笑)。入局を決めた理由としては、研修でたまたまローテーションした際に井上教授から「泌尿器科は男性のイメージがあるかもしれないけど、女性の患者さんもいるし、女性医師に入ってもらいたいと思っている!」と熱心に勧誘してもらったのと、実際に研修して手技含めて経験させてもらって自分が楽しいと感じたことが一番の理由です。
 これを見ている方の中にも、将来の科を決めかねている人もいるかもしれませんが本当に泌尿器科は楽しいですよ。というのはお伝えしたいです。

 私も上記の通り子育てもしていたので両立出来るか不安はありましたが、オンコールや当直の回数などかなり配慮していただいたのと、自慢ではありませんが(笑)当科の先輩の先生方も凄く優しく、理解もある方が多かったのでこれまで続けてくる事が出来ています。
 特に子育てを考えている女性医師にとって、働く職場の人たちの理解を得られるかという点は仕事を長く続けていくうえで大変重要だと思いますし、手術の手技もどこまで経験できるのかなと思っていたし、まだまだ学ぶことは本当に多くありますが、周りに支えられ訓練を積むことが出来ています。

 泌尿器科は外科的な手技から透析を始めとする内科的な事まで幅広く業務があって患者さんも子供からお年寄りまで多くの症例を経験できることや、一般的な外科に比べたら緊急も少ないためライフワークバランスも両立しやすいと感じますし、手術や手技的な事が好きな人は一度はローテーションして欲しいです。
 どのような道を選択するせよ多様性を良しとしてもらえる感覚が当科にはあると思います。

安宅 香弥

安宅 香弥(医員(レジデント))

卒業年
2015年(平成27年)
出身大学
高知大学医学部
専門分野
泌尿器科一般
所属学会
日本泌尿器科学会
日本癌治療学会
日本泌尿器内視鏡学会
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