高知大学医学部 高知馬路村ゆず健康講座

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「高知大学医学部 共同研究講座」
高知馬路村ゆず健康講座

 高知大学医学部と馬路村農業協同組合は、平成21年(2009年)12月1日に共同研究契約を締結し、それ以来、約8年間継続して共同研究を実施して参りました。共同研究テーマは、「ユズ種子成分の皮膚塗布による機能性評価」と「ユズ種子成分の経口摂取による機能性評価」であり、その研究成果として、知財に関しては、「抗アレルギー性皮膚炎外用薬」、「抗酸化剤」の名称で特許を共同取得し、現在、「体重増加抑制剤」の名称で特許を共同出願しています。また、「高知大学医学部共同研究」の名称使用を許可されたユズ種子油を用いた新しい製品の開発にも繋がりました。
 今後、より充実した研究活動、研究成果を得るために研究基盤を充実させることが必要です。そこで、本学に馬路村農業協同組合との共同研究に係わる拠点を設置し、馬路村農業協同組合と本学が共同で「ユズの機能性」について一定期間継続的に研究活動を行う仕組みである「共同研究講座」を設置することになりました。
  その「共同研究講座」の名称は、「高知馬路村ゆず健康講座」です。馬路村農業協同組合の東谷望史代表理事組合長が命名しました。ユズを健康へ貢献する素材としてとらえて研究を行っていくという東谷組合長の強い思いの表れです。また、対外的には、講座名を聞いただけでこの講座がユズに特化した講座であることがわかります。
 「高知馬路村ゆず健康講座」では、馬路村農業協同組合の研究者を受け入れて、大学の研究者と対等な立場でユズの機能性について共同して研究を行います。実際、馬路村農業協同組合の浅野公人課長補佐が、馬路村農協に在籍したまま、大学に特任助教として出向しています。共同で研究を行うことで、出口(事業化等)を見据えた優れた研究成果が生まれることを促進します。
  ユズは高知県が生産高全国一位の県内産品ですが、現在、ユズ産業は頭打ちと言われています。それを打破するために、新しい切り口で新たなユズ産業を創出することをこの講座の目的とします。