研究活動における不正行為、公的研究費の不正使用の防止体制等について

　国立大学法人高知大学では、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン（実施基準）（令和3年2月1日改正）」及び「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン（平成26年8月26日策定）」を踏まえ、関係規則等を整備し、研究活動における不正行為に対応する適切な仕組みを整えるとともに、公的研究費の適正な運営及び管理のため必要な施策の推進に努め、研究者をはじめ本学構成員が一体となったコンプライアンス体制の構築を進めてまいります。

研究活動上の不正行為の防止に関する取組

１.学内の責任体制の明確化
　本学における研究活動上の不正行為の防止に係る責任の所在・範囲と権限を明確化し、責任体系を学内外に積極的に周知・公表します。
・最高管理責任者：学長
　本学全体を統括し、研究活動上の不正行為の防止について最終責任を負います。
・統括管理責任者：理事（研究・医療・評価・IR担当）
　最高管理責任者を補佐し、研究倫理の向上、研究活動上の不正行為の防止について全体を統括する実質的な責任と権限を持ちます。
・研究倫理教育責任者：各部局の長
　研究者等の研究活動における不正行為を未然に防止し、公正な研究活動を推進するとともに、研究倫理に関する知識を定着、更新させる責任者として、自己の管理監督又は指導する部局に所属する研究者等広く研究活動に関わる者を対象に定期的に研究倫理教育を実施します。

　→　国立大学法人高知大学における研究活動上の不正行為、公的研究費の不正使用の防止体制（PDF）

　→　国立大学法人高知大学における研究活動上の不正行為の防止等に関する規則（PDF）

２．適正な運営・管理の基盤となる環境の整備
１）研究者等広く研究活動に関わる者を対象に定期的に研究倫理教育を実施します。

２）研究活動における不正行為の疑惑が生じたときの通報窓口や調査等に関する体制を整備し、学内規則を定めています。

（高知大学コンプライアンス通報相談窓口）
　総務部総務課
　〒780-8520　高知市曙町2-5-1
　TEL：088-844-8735　FAX：088-844-8738　E-mail：ks12●kochi-u.ac.jp　（※●を@に変えて送ってください。）

　→　国立大学法人高知大学おける研究活動上の不正行為に対する通報等の流れ（PDF）

　→　国立大学法人高知大学におけるコンプライアンス通報等規則（PDF）

　→　国立大学法人高知大学おける研究活動上の不正行為の防止等に関する規則（PDF）
　→　国立大学法人高知大学研究不正調査委員会規則（PDF）

３）本学における研究者倫理の向上、公正な研究活動の推進等に向けた取組を推進するため、研究不正防止対策推進室を置いています。研究不正防止対策推進室は、取組に関し、次に掲げる業務を行います。　

　→　高知大学研究不正防止対策推進室規則

４）研究者をはじめ本学構成員が遵守すべき行動規範等を定め、研究者に対して常に責任と倫理を意識して行動することを求めています。
　→　高知大学における研究活動に関する取組指針（PDF）

　→　高知大学における研究者の行動規範（PDF）

公的研究費の不正使用の防止に関する取組

１.学内の責任体制の明確化
　公的研究費の運営・管理を適正に行うため、学内の運営・管理に関わる責任者が不正防止対策に関して学内外に責任を持ち、積極的に推進していくとともに、その役割、責任の所在・範囲と権限を明確化し、責任体系を学内外に積極的に周知・公表します。
・最高管理責任者：学長
　本学全体を統括し、公的研究費の運営及び管理について最終責任を負うとともに、不正防止対策の基本方針（以下「基本方針」という。）を策定及び周知し、統括管理責任者及びコンプライアンス推進責任者が責任を持って公的研究費の運営・管理を行うよう、適切にリーダーシップを発揮します。
・統括管理責任者：理事（研究・医療・評価・IR担当）
　最高管理責任者を補佐し、公的研究費の運営及び管理について全体を統括する実質的な責任と権限を持つとともに、不正防止対策の組織横断的な体制を統括する責任者として、基本方針に基づき、大学全体の具体的な対策を策定及び実施し、コンプライアンス推進責任者に対策の実施を指示するとともに、当該実施状況を確認し、定期的に最高管理責任者に報告します。
・コンプライアンス推進責任者：各部局の長（必要に応じて部局に副責任者を任命）
　各部局における公的研究費の運営及び管理について統括する実質的な責任と権限を持つとともに、統括管理責任者の指示の下、次の各号に定める業務を行います。

　→　国立大学法人高知大学における研究活動上の不正行為、公的研究費の不正使用の防止体制（PDF）

　→　国立大学法人高知大学における公的研究費の不正使用の防止等に関する規則（PDF）

２．適正な運営・管理の基盤となる環境の整備
１）公的研究費の運営・管理に関わる全ての構成員に、公正で効率的な研究遂行のための意識の向上と研究倫理に関する知識の定着と更新を図るため、コンプライアンス教育を実施します。

２）公的研究費の不正使用の通報窓口や調査等に関する体制を整備し、学内規則を定めています。

  →　国立大学法人高知大学おける公的研究費の不正使用に対する通報等の流れ（PDF）

  →　国立大学法人高知大学におけるコンプライアンス通報等規則（PDF）

  →　国立大学法人高知大学における公的研究費の不正使用の防止等に関する規則（PDF）
  →　国立大学法人高知大学における会計機関の補助者の指定に関する規則の概要（PDF）

  →　国立大学法人高知大学職員の懲戒等に関する規則（PDF）

３）研究者をはじめ本学構成員が遵守すべき行動規範等を定め、研究者に対して常に責任と倫理を意識して行動することを求めています。　

　→　高知大学における研究活動に関する取組指針（PDF）

　→　高知大学における研究者の行動規範（PDF）

　→　国立大学法人高知大学事務局憲章（PDF）

３．不正を発生させる要因の把握と不正防止計画の策定・実施
　公的研究費の不正使用を発生させる要因を把握し、それに対応する具体的な不正防止計画を毎事業年度に策定し実施しています。また、具体的な行動を職員に周知し、必要に応じ実施状況の改善を指示し計画の確実な実施を確保します。

　→　高知大学公的研究費不正防止計画（PDF）

４．研究費の適正な運営・管理活動
１）不正な取引に関与した業者への取引停止等の処分方針を定めています。
　→　国立大学法人高知大学における物品購入等契約に関する取引停止等の取扱要項（PDF）

２）業者との癒着防止の観点から、一定の取引実績（回数、金額等）や大学におけるリスク要因・実効性等を考慮した上で、誓約書の提出を義務づけています。
　→　国立大学法人高知大学における公的研究費の不正使用の防止等に関する規則（PDF）

３）研究計画に基づき、定期的に予算執行状況の確認を行うとともに、必要に応じ改善を求めています。

４）発注・検収業務について、当事者以外によるチェックが有効に機能する体制を強化しています。
　→　高知大学における物品の納品・検収【業者の皆様へ】

５．情報発信・共有化の推進
１）公的研究費の不正使用の早期発見、是正を図ることを目的に、不正な使用又は恐れがある行為に対して、誰でも通報・相談できる窓口を設置しています。

（高知大学コンプライアンス通報相談窓口）
　総務部総務課
　〒780-8520　高知市曙町2-5-1
　TEL：088-844-8735　FAX：088-844-8738　E-mail：ks12●kochi-u.ac.jp　（※●を@に変えて送ってください。）

２）公的研究費の事務処理手続きや使用ルール等に関する相談を受け付ける窓口を設置しています。

※各メールアドレスの●は、@に変えて送ってください。

　→　国立大学法人高知大学におけるコンプライアンス通報等規則（PDF）
　→　国立大学法人高知大学における公的研究費の不正使用の防止等に関する規則（PDF）

６．モニタリングの在り方
１）法人監査室は、財務課、経理課、研究推進課、その他関係部署との連携により、不正発生要因を把握し、それに応じた効果的かつ実効性のある監査を行います。