教育内容 - 概要

教育方針

 当プログラムでは、工学的知識のみならず自然・環境に関する知識の習得を目指します。キーワードは土と水と環境です。実験や実習などによって林地、農地、街の現状と問題点について知識を深め、卒業後は、豊かな自然と暮らし・産業とが共存する地域づくりに参画・貢献できる人材を育てることを目的としています。

 繰り返しになりますが、当プログラムは技術者養成のための教育プログラムです。プログラムのカリキュラムや担当教員の教育研究内容を是非ご覧いただいて、これらが地域環境の創出と保全、地域産業の発展にどのように関わっているかを確かめてください。


プログラムからのメッセージ

 生産環境管理学プログラムのカリキュラムは、上の教育方針に基づいて構築されているのですが、実は、教育プログラムとは、それ以外に施設・設備や教員構成、支援体制、改善システムなどをも含んだ総合体を意味します。特に、第三者機関JABEEによって、所定のレベルを満たす教育プログラムであると認定された当コースでは、通常のカリキュラム以外でも、人間力が涵養できる機会を多く設けるよう心がけています。そのためには、当コースを担当する教員の力だけでは到底不十分で、たとえば、地域活性化に向けて汗を流している方々の中に入り込んで議論しともに活動したり、卒業生の体験談を聞いたり、時にはプログラム在学生にミニ講演をしてもらったりと、授業だけでは得られない刺激的な場を数多く準備しています。こうした場を学生自身に企画してもらうことも試みています。単位取得とは切り離して、自発的にこうした機会を活かしてください。思考力、行動力、コミュニケーション能力、ディスカッション能力、そしてチームワーク力(協調性や調整力)なども身につくことでしょう。それにより、当プログラムを卒業する時には、柔軟性・汎用性を備えた社会貢献できる人材であると自信をもって巣立っていくことができます。皆さんの成長に向けて、私たち教職員は全力でお手伝いをさせて頂きます。


プログラムの沿革

事項 備考
2016 新たに生産環境管理学プログラムとして生まれ変わりました。         
2007 農学部農学科の8コースのひとつとして流域環境工学コースがスタートしました。
2005 農学部生産環境工学科流域環境工学教育コースがJABEEプログラムとして認定されました。
2004 2002年入学学生を対象とし、2教育コース制へと移行しました
(JABEE対応教育プログラム:流域環境工学教育コース,生産環境工学教育コース)。
2002 2002年入学の学生からJABEE修習技術者として認められることとなりました。
1992 生産環境工学科が設置されました。
1962 高知大学農学部に設置された農業工学科がはじまりです。
1949 新制高知大学が設立されました。