高知大学から海外への留学
メキシコでの留学生活
メキシコでの留学生活
メキシコでの留学生活
日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画
留学先:メキシコ・メキシコ国立自治大学
人文社会科学部国際社会コース4年生(インタビュー時) Mさん
Q. Mさんの留学経験について教えてください。
Mさん:大学3年生の時に、日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画(以下、日墨)に参加し、メキシコに1年間留学しました。私は、首都のメキシコ市で留学していましたが、一定の語学レベルに達したら、メキシコ国内の他の都市に行くことも可能でした。日墨は長く続いている交換留学プログラムで、私が参加した51期は30名ほどが参加し、日本全国から来ていました。
留学の前半は、メキシコ国立自治大学(UNAM)の語学センターCEPEというところで、スペイン語を学び、後半からはCEPEの授業と並行して、UNAMの政治社会科学部のクラスを聴講しました。自分で担当教授に聴講の許可を取りに行きました。授業の内容は難しかったけれど、高知大学では受けられない授業で面白かったです。授業を録音して、文字起こしをして、授業のあとにもう一回聞いたりしていました。CEPEの授業が週5であったので、スケジュールは結構ハードでした。

CEPEの中庭 キャンパスの様子
Q. 留学しようと思ったきっかけは何ですか?
Mさん:きっかけは、高知大学でラテンアメリカに関する研究を行っていたことです。小学生の時に3年間パラグアイに住んでいて、ラテンアメリカに親しみがあります。最初は、大学に入って、すぐ留学行きたいと思っていましたが、高知大学で学んだ期間があったことで、より理解が深まったと思います。ラテンアメリカに留学したいと思っていたところ、日墨のプログラムを知り、応募しました。3年生の10月から休学して、1年間留学しました。
日墨に応募した時は、応募に必要な書類を揃えるのが大変でした。募集期間も短かったので、健康診断を受けたり、推薦状をお願いしたり、となかなかハードでした。書類送付から1ヶ月後に東京で面接を受けました。面接は主に日本語でしたが、スペイン語での質問もありました。私は、事前に面接の練習をして、本番に臨みましたが、人によってはスペイン語の質問がわからなくて、英語で答えた人もいたと聞きました。
日墨には、学生だけでなく、社会人も参加していて、みんな興味のある分野は様々でした。色々な人と出会い、話を聞くことができて、将来のキャリアや就活について考えるきっかけにもなりました。
メキシコ文化の授業

大学近くのタコス屋さん
Q. 留学中の印象的な出来事について教えてください。
Mさん:ホストファミリーとの思い出です。学生同士でルームシェアしていたら行けないようなところに沢山連れていってもらいました。ホストファミリーと暮らして、メキシコの生活スタイルを間近で感じることができました。メキシコ人は、家族をとても大事にするので、毎週日曜はみんなでおばあちゃんの家に行っていました。メキシコの伝統的な行事「死者の日」には、有名な観光地に行くのではなく、おばあちゃんの故郷の街に行って、親族のお墓参りをしました。日本のお盆のような感じで、とても貴重な経験でした。
私の場合、受入れ団体から紹介された住宅候補リストからホストファミリーを見つけました。家から学校までバスを乗り継いで1時間くらいの距離でした。
私は、メキシコの若者の政治参加に興味があったのですが、実際に行ってみると、デモが頻繁に行われていることもびっくりしたし、ストライキでよく大学も閉まっていました。危険化するデモもあったが、集まる人たちの多さ、団結力がすごいなという印象です。

「死者の日」の様子 伝統料理のチレスエンノガダ
Q. 留学の費用はどれくらいかかりましたか?
Mさん:日墨に参加すると、往復の移動費、生活費(現地で十分に生活できる額)、学費などを奨学金として受給できます。ただ、到着後、奨学金が振り込まれる銀行口座の開設までに時間がかかるので、その期間の生活費を持っていく必要がありました。
Q. 将来のキャリアについて教えてください。
Mさん:現在、就職活動中で、ラテンアメリカに関連している企業などを探しています。将来的には、全く関係ないところに就職するかもしれないが、これからもラテンアメリカに何らかの形で関わりたいと思っています。
Q. 大変だったことはありますか?
Mさん:公的機関での手続きでトラブルが沢山あったことです。本来なら1日で済むビザの更新が、色々な手違いがあったため、結局3回も窓口に行くことになりました。「連絡する」と言われても、連絡がこないこともよくありました。銀行口座開設の手続きをした時も窓口によって説明が違っていて、大変でした。
Q.現在留学を考えている人へのアドバイスはありますか?
Mさん:留学する国の背景を、事前に知っておくと理解が深まると思います。私の場合、ラテンアメリカの歴史は知っていたが、メキシコの文化はほとんど知らずに行きました。その国について何かしら知っていることで、現地の人もすごく喜んで歓迎してくれます。また、日本のことを知っておくことも大事です。特にアニメを知っておくとすごく盛り上がります!向こうの方が自分より知っていることもあります。日本食も人気です。
(インタビュー日:2025年11月)