高知大学から海外への留学
マレーシアサラワク大学:2025年9月〜2026年2月(農林海洋科学部3年生)
マレーシアサラワク大学:2025年9月〜2026年2月(農林海洋科学部3年生)
マレーシアサラワク大学
2025年9月〜2026年2月(農林海洋科学部3年生)
留学報告
| 所属 | 農林海洋科学部 |
|---|---|
| 留学開始時学年 | 3年 |
| 留学先国名 | マレーシア |
| 留学先大学 | サラワク大学 |
| 留学先所属 | 科学技術学部 |
| 留学期間 | 2025年9月〜2026年2月(1学期間) |
出発前の準備
| ビザの有無 | 有 |
|---|---|
| ビザの種類 | 日本でシングルエントリービザを取得し、現地到着後にStudent Pass(学生ビザ)の手続きを行なった。 |
| その他必要な事前手続き | 入学申請手数料の支払い |
| 必要経費 | |
| 渡航費 | 約17万円 |
| 海外旅行保険 | 約4万円 |
| その他 | 予防接種は必須ではなかったが、6月下旬から接種を開始した。A型肝炎(2回)、水痘、おたふく、狂犬病(4回) ワクチンによっては複数回の接種が必要な場合もあるため、できるだけ早く受診するべきだったと思う。 |
留学中の生活
| 履修した授業 |
Cell Biology |
|---|---|
| 授業の様子・アドバイスなど | 何もわからなくて当然なので、とにかく人に確認するのみです。友達でも先生にでも理解できるまで聞くことを恐れないでください。 履修登録はオリエンテーション期間中にサポートメンバーが手伝ってくれましたがうまくいかなかったので、何度もオフィスに通いました。 テスト対策に関しては、Notebook LMというAIを解説動画やクイズなどを生成して対策に使っていました。 |
| 課外活動 | ― |
| 生活費 | |
|
住居費 |
約4万円 |
| 食費(1ヶ月あたり) | 約1.5万円 |
| 教科書代 | なし |
| 通信費・交際費など(1ヶ月あたり) |
Student Pass申請料:360リンギット(約1.5万円) コインランドリー代:約2000円/月 |
| 住居 | |
| 住居の種類 | 学生寮 |
| 住居決定の方法 | 留学先大学による紹介 |
| 住居全般に関するアドバイス | 寮の種類が複数ある場合は、写真や設備をよく確認すること。 |
| 留学先での交換留学生に対するサポート |
留学に行ったばかりの頃、1週間ほどオリエンテーション期間があり、現地の学生や他の留学生と交流する機会があった。その期間にサポートしてくれた学生とはその後も連絡を取り合って、心強かった。 |
| 健康管理面のアドバイス | ― |
学習面/生活面でのコメント・アドバイス
学習面
私は、Malay、Academic English、Aquatic Science、Cell Biologyの4科目を履修しました。分野の異なる授業を選択したことで、語学と専門の双方から学ぶことができました。
Malayの授業では、簡単な文法や日常会話表現を学びました。流暢に話せるレベルには至りませんでしたが、食堂での注文や簡単なあいさつなどはできるようになりました。現地の言葉で話しかけると、相手の反応が柔らかくなることも多く、語学力以上に「歩み寄ろうとする姿勢」の大切さを実感しました。
Academic Englishでは、学術論文の構成や引用方法、参考文献の示し方など、アカデミックな文章作成の基礎を学びました。日本では体系的に学ぶ機会があまりなかったため、非常に実践的で有意義な授業でした。最終課題はグループ発表で、フォーマルな服装が求められました。発表内容だけでなく、態度や服装も含めて「アカデミックな場にふさわしい姿勢」が評価されていると感じました。
Aquatic ScienceとCell Biologyは、日本でも類似の授業を受けたことがありましたが、英語で専門科目を学ぶのは初めての経験でした。内容自体は理解できても、専門用語を英語で知らないことが多く、最初は戸惑いました。しかし、日本語で理解している知識と英語表現が結びついていく感覚は新鮮で、自分の専門分野を別の言語で捉え直す良い機会となりました。専門用語に関しては、事前に少し予習しておくと安心できると思います。
授業形態については、日本の大学と比べて評価方法が多様である点が特徴的でした。多くの授業で中間試験・最終試験に加え、グループレポートやプレゼンテーション、ビデオ提出などが課されました。個人課題は比較的少なく、学期を通して同じメンバーと協力する形式が多かったため、早い段階で積極的にコミュニケーションを取ることが重要だと感じました。役割分担を明確にし、こまめに連絡を取り合うことが、スムーズに進めるための鍵になります。
1コマ約3時間という長時間授業も特徴的でした。途中でディスカッションや小テストが挟まれることが多く、受け身でいると集中力が続きません。一方で、学生はとても積極的で、発言や質問が活発に行われていました。発言内容の完璧さよりも、授業に参加する姿勢そのものが評価されているように感じました。英語に自信がなくても、間違いを恐れず発言することが大切だと思います。
学習環境については、多くの学生がタブレットを使用して資料閲覧やノート取りを行っていました。私はパソコンのみで授業に参加していましたが、大きな不便は感じませんでした。
印象に残っている課題の一つに、動画を作成してYouTubeに投稿するというものがありました。そのために魚市場へ取材に行き、漁師の方に市場価格や漁法についてインタビューしました。実際の現場に足を運び、専門分野を社会と結びつけて考える経験は、日本ではなかなか得られないものでした。
全体を通して感じたのは、知識の習得だけでなく、「主体的に関わる姿勢」が重視されているということです。受け身にならず、自分から発言し、質問し、行動することが、学びを深めるためには大切だと感じました。
生活面
私は、マレーシアでの生活が初めてではありません。大学1年次に首都クアラルンプールで約1か月間の語学留学を経験しました。その際にも多民族国家ならではの雰囲気を感じましたが、自分の理解はまだ不十分だと思い、再びマレーシアに留学することを決めました。これまで日本人という「一色」の中で過ごしてきた私にとって、さまざまな色であふれる世界はどのようなものなのだろうという興味が、マレーシアを選んだ理由の一つです。今回の留学は、自分自身を見つめ直し、これからどのように生きていきたいのかをじっくり考える貴重な機会になりました。
学内では頻繁にイベントが開催されており、文化系・スポーツ系を問わず多様な催しを楽しむことができました。特に留学生向けのイベントは交流のきっかけになりやすく、積極的に参加することで友人関係を広げることができます。大学は一つの街のように非常に広く、学外に出るためには車がほぼ必須です。配車サービスのGrabを利用するか、友人に車を出してもらって出かけていました。また、マレーシアは地理的に近隣国へのアクセスが良く、週末を利用して周辺国へ旅行できる点も大きな魅力です。
キャンパス内には湖があり、その周囲を散歩する時間は気分転換としてとても心地よいものでした。夜になると涼しくなり、授業後にフードコートで遅くまで友人と語り合った時間も、留学生活の中で特に印象に残っています。勉強とリラックスのバランスを取りやすい環境だと感じました。キャンパスは自然にもあふれており、大きなトカゲが道を歩く姿や、夕方にミミズクを見ることもあり、日本では味わえない光景でした。
食生活については、現地の料理は美味しいものが多い一方で、オイリーでスパイシーなものが中心のため、日本食が恋しくなることもあります。そのため、インスタント麺や味噌汁、アルファ米など、簡単に食べられる日本食を数食分持参すると安心できます。
生活全般を通して強く感じたのは、「分からないことは遠慮せず周囲の人に聞くこと」の大切さです。現地の学生や職員、友人には親切な人が多く、質問すれば丁寧に教えてくれることがほとんどでした。不安や戸惑いを一人で抱え込まず、周囲を頼る姿勢が、留学生活をより充実したものにしてくれると感じました。
以下、留学準備の経過です。参考になればうれしいです。
3/29 交換留学 学内選考合格通知
→高知大からサラワク大へノミネート
4/24 サラワク大 申請手続き用書類準備開始
5/14~順次完成した書類から提出開始(成績証明書等は早めに発行)
5/20 申請書類提出完了
5/22 サラワク大での履修科目の登録
6/17 Acceptance Letter 受け取り
6/18 ビザ申請書類準備開始
6/26 健康診断(近森病院渡航外来)、A型肝炎ワクチン1回目
7/9 申請書類提出完了、アコモデーション予約
7/12 チェックイン日まで空き状況が分からないと言われる。(こまめに確認)
7/15 A型肝炎ワクチン2回目、その他ワクチン(狂犬病、水痘、おたふく)
7/16 航空券予約(往路)
7/17 留学保険申請
7/22 狂犬病ワクチン2回目
7/30 寮:9月分家賃振込完了
8/6 免許期間前更新
8/7 国際免許証取得
8/12 狂犬病ワクチン3回目
8/17 空港ピックアップサービス申請(結局キャンセル)
9/14 ビザ承認メール受け取り
9/17 大使館にてビザ取得手続き
9/20 郵送にてビザ受け取り
9/25 出発
9/26 到着
10/3 パスポートをUnimas Globalに提出 (申請手数料360RM)
10/6 ビザ完了
2/5 帰国
キャンパス①
キャンパス②
街の様子
食堂
寮
料理①
料理②