高知大学から海外への留学
釜山外国語大学校:2025年3月〜2025年6月(人文社会科学部2年生)
釜山外国語大学校:2025年3月〜2025年6月(人文社会科学部2年生)
釜山外国語大学校
2025年3月〜2025年6月(人文社会科学部2年生)
留学報告
| 所属 | 人文社会科学部 |
|---|---|
| 留学開始時学年 | 2年 |
| 留学先国名 | 韓国 |
| 留学先大学 | 釜山外国語大学 |
| 留学先所属 | 日本語学科 |
| 留学期間 | 2025年3月〜2025年6月(1学期間) |
出発前の準備
| ビザの有無 | 有 |
|---|---|
| ビザの種類 | 留学ビザ(D-2) |
| その他必要な事前手続き | 渡航前に健康診断が必要 |
| 必要経費 | |
| 渡航費 | 約3万円 |
| 海外旅行保険 | 約3万円 |
| その他 | |
留学中の生活
| 履修した授業 | 留学生のための韓国語練習II 韓国語と韓国文化 タンデムで学ぶ韓日文化 日本語韓国語タンデム学習I |
|---|---|
| 授業の様子・アドバイスなど | 単位互換をするには、高知大学で取るような専門的な科目を韓国語で履修する必要があるので、単位互換をするハードルは高い。授業を最大6つ履修できるが、絶対条件ではないため高知大学のオンライン授業も履修しながら留学先で自分が学びたい分野を絞って履修する授業数を減らすことも一つの戦略だと考える。 |
| 課外活動 | 日本語教育ボランティア、言語交換サークル |
| 生活費 | |
|
住居費 |
約6万円 |
| 食費(1ヶ月あたり) | 約2万円 |
| 教科書代 | 6000円 |
| 通信費・交際費など(1ヶ月あたり) | 2万円/留学期間 |
| 住居 | |
| 住居の種類 | 学生寮 |
| 住居決定の方法 | 留学先大学による紹介 |
| 住居全般に関するアドバイス | 洗濯機、乾燥機は有料、冷蔵庫は部屋が近い人との共用。収納スペースは、ベッドの下にもあったし、個人のクローゼットがあったので困らなかった。トイレとシャワーがルームメイトと共同で、日本と違って区切りが無い。 ベッドとベッドシーツはあるが、掛け布団と枕が無いため持参するか、韓国で購入する必要がある。 |
| 留学先での交換留学生に対するサポート | オリエンテーションなどの情報が当日の早朝に来て、その時にもし起きていなかったら、気づくことができずに参加することができない状況だった。連絡や締め切りが急なことが多くとても焦った。 |
| 健康管理面のアドバイス | ― |
学習面/生活面でのコメント・アドバイス
学習面
私は釜山外国語大学の「日本語融合学部韓日文化コンテンツ専攻(コース)」に留学しました。履修した授業は全部で四つで「留学生のための韓国語練習Ⅱ」「韓国語と韓国文化」「タンデムで学ぶ韓日文化Ⅰ」「日本語韓国語タンデム学習Ⅰ」です。留学生は最大6つの授業が履修可能ですが、私はわざと数を減らして4つの授業を履修していました。理由は二つあり、一つ目に前から考えていた履修計画を急遽変更したため定員が埋まってしまったことと二つ目が高知大学のオンライン授業も履修していたため二つの学校の授業の両立が難しいと考えたためです。
まず一つ目の理由の履修授業の急遽変更については要因が二つあり「授業内容の急遽変更」と「履修するつもりの授業が専門的過ぎた」ことです。一つ目の要因に対しては履修計画を立てた時に聞いていた授業内容の説明と実際に授業に出た時の説明が異なっていたため、自分が本当に履修したかった授業を履修できるように変更しました。次に「授業内容が専門的過ぎた」要因については単純なミスであり、実際に授業に出た際に、周りに留学生が一人もおらず、中間期末の内容もレポート1000文字という風に自分にはやり切れる自信がありませんでした。また専門的な授業を中途半端に聞くよりは自分が学習したいと思う語学力向上に特化した授業を履修した方が良いと考えたため、専門的過ぎる授業は履修削除を行いました。
次に理由の二つ目の高知大学のオンライン授業履修については、要因は交換留学を行った際に可能となる「単位互換」についての情報が入国前と入国後で違っていたことです。入国前は留学中の単位に関して、留学先のみで授業を履修して帰国後に単位互換をする計画でしたが入国後に改めて単位互換について確認すると、その計画が不可能だと気づいたため、高知大学の授業を履修する必要がありました。しかしその状況では留学先で履修できる最大数の6つの授業と高知大学のオンライン授業を両立する余裕が無かったため、留学先で本当に学びたい分野を絞りさらに高知大学の授業も履修して、帰国後の単位と留学中に自分が両立できるような履修方法を選びました。
留学中の学習については、日本よりも発表する機会が多かったので、発表する時のスキルを向上させることができたのと、自分の興味のある日本語教育の現場に関われたことが良い経験となりました。
まず発表スキルの向上については、日本の授業に比べて全員の前で発表をする機会がとても多く二週間に一回のペースで発表がありました。初めはPPT作りや原稿を考えることに慣れるのが難しかったです。しかし初めての発表の際に挨拶で言った方が良い言葉や発表の時に使いやすい言い回しを教授が教えてくれたので緊張することもなく、回数を重ねていくうちにPPTも発表の質も上げることができて自信が持てるようになりました。
次に日本語教育への関わりについては、私は留学前から「日本語教育の現場に携わる」という目標がありました。4月から始めた日本語指導ボランティアから得られる学びもありましたが、指導対象や指導内容が自分の専攻とズレていて少し物足りなさを感じていました。そのため、学校でお世話になっていた日本語ネイティブの教授の方に大学での授業見学の依頼をしたところ、一回目は少し手ごたえが感じられない答えが返ってきました。やはり難しいのかなと諦めかけていたのですが、国内ではできない海外の実際の日本語教育現場に携わるという当初の目標を思い出して、もう一度教授に相談してみることにしました。すると今度は快く引き受けていただき、大学授業への参加のチャンスを掴むことができました。さらに教授が見学のみならず学習者と一緒に活動までさせてくれることになり、指導方法などの教師として学ぶことも多かったし、学習者の方たちと一緒に活動することで学習者側の視点からも学びを深めることができました。
私の留学は、授業開始後に履修授業を急遽変更したり、教授への相談の返事が思った通りではなかったりと、ハプニングもありました。しかし入国前から考えていた履修計画や留学時の目標があったため、対応できないほど困ったことも無かったし、失敗しそうになってもくじけずに前向きな選択をすることができたと思います。また私は留学生が履修できる最大の授業数を履修しなかったですが、語学力の面での成長は実感できています。そのため、これから留学する人も最大数の授業を聞くことが絶対条件ではないので、自分自身が勉強も学校外の活動も遊びも留学生活のすべてを充実させることができるような履修計画を立てることをお勧めします。留学は語学力を伸ばすことも必要ですが 、せっかく海外で生活するチャンスを掴めているので、その時、その場でしかできない経験をたくさんすることをお勧めします。
生活面
私の留学中の生活の基点は教室がある棟から徒歩三分ほどの距離にある学内寮でした。留学前は実家を離れ一人暮らしをしていたので、寮で家族以外の人と共同生活することは人生で初めての経験でした。さらに個人部屋の中での飲食禁止や、共用冷蔵庫の使い方などの寮のルールがたくさんあり、入寮して授業が始まるまでの3日から一週間ほどは環境に慣れることに精一杯でした。授業が始まるまでは他の学生と関わる機会が無かったため一人で行動することが多く、心細く寂しかったです。しかしこのまま誰とも関わらずに留学生活を終えてしまうのはもったいないと思い、授業が始まって他の学生と関わる機会ができてからは友達を作ろうと積極的に行動しました。教室に席に座るときも端っこではなく、一人で座っている学生の横に行き自分から声をかけて会話を始めたり、出席確認の時に日本人かな?と思った学生には授業後に話しかけに行ってみたりと、相手から来てくれるのを待たずに「自分から」積極的に行動することを意識しました。そのような行動を繰り返していくうちに、段々と友達も増えていったし、すれ違った時に相手から声をかけてくれたりする人が増えていきました。
私の留学期間は約3カ月半という短い期間でした。まず初めの3月は学校と寮の新しい環境に慣れることに必死で1カ月があっという間に過ぎていきました。次に4月は、高知大学と留学先との二つの学校で授業を履修する予定だったので、3月の「留学先の環境に慣れること」に加えて、「二つの学校生活の両立」を目標に掲げていました。初めはすごく大変でしたが、留学を始めてから一週間ごとの予定を細かく管理するようにしていたので、そのおかげでスケジュールを管理する力の向上を実感することができました。また、四月は留学先で日本語教育に関わるボランティア活動にも参加をし始めた時期でもあり、自分の進路にあった活動、また学校外での活動の機会を設けることができて留学生活が充実し始めていきました。
最後に5月と6月の前半の部分では、5月は遊びと勉強、学校外での活動のすべてに力を入れた時期でした。学校生活にも完全に適応できてボランティア活動も一週間に一回のペースで一か月続けることにより、少し生活に刺激が少なくなってきてしまい中だるみになっていることを自分で感じ取りました。その為、「日常生活に刺激を取り入れる」という目標を掲げて、放課後にカフェに行ったり、休日は一人で散歩やショッピング、3、4月とは違い、地下鉄ではなくバスに乗って街まで行ってみたりと、できるだけ寮に引きこもらずに外に出て「生活者」として韓国生活を楽しむことを意識していました。5月に行った海外で一人で観光するといった経験を通して、自己肯定感の向上や一人の人間として成長することができたなと実感しました。また5月後半には大学での学祭が行われとても満喫させてもらいました。すごく良い思い出です。6月も一人で遊びに行ったり、期末試験を終えて帰国準備を行ったりとバタバタでしたが、すべてが今後の自分の成長につながる良い経験だと思っています。
また私は留学の記録を残したいと思って入国した3月1日から帰国した6月13日まで毎日SNSのストーリー機能を使って自分の「留学日記」を作成しました。内容はその日に撮った写真1枚とその日にあった出来事、感想等を日本語と韓国語の2言語で書くというもので毎日欠かさずに行っていました。この取り組みは初めは私の自己満ともとれるものでしたが、国内、留学先の友達みんなが「面白い!」や「毎日楽しみにしてる!」と言ってくれるようになり、いつのまにか考え方が変わり「1日中何もしなかったらSNSで書く内容が無いから小さいことでもいいから何か行動しよう」という風に考え始め、留学中のモチベーション維持の一つとなっていきました。
最後に留学を通して本当に大変だったこと、日本に帰りたいと思ったこともたくさんありましたが、それをどうにか自分で乗り越えようと行動することで、語学力のみならず一人の人間としての成長を実感することができるはずです。少なくとも私はそう感じた一人であるため、留学中に学んだこと、感じたことを今後も忘れずに自分の人生の糧にしていきたいです。