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明知大学校:2024年2月〜2024年12月(人文社会科学部2年生)

明知大学校
2024年2月〜2024年12月(人文社会科学部2年生)

留学報告

所属 人文社会科学部国際社会コース
留学開始時学年 2年
留学先国名 韓国
留学先大学 明知大学校
留学先所属 日語日文学科
留学期間 2024年2月〜2024年12月(1年間)

 

 

出発前の準備

ビザの有無
ビザの種類 D-2-6
その他必要な事前手続き
必要経費
渡航費 約5万円
海外旅行保険 約8万円
その他 渡航前に留学費用の一部(文化体験費:約1万円)を事前送金する必要があった。

 

 

留学中の生活

履修した授業 日語日文学科の専門授業:日本語語彙の理解、日本語学の理解、日韓翻訳入門、メディアの中の日本語・日本文化、日本人の言語生活
留学生専用の授業:韓国語練習3・4、高級韓国語2、韓国語3
授業の様子・アドバイスなど 履修について:日本と同じように開講前に履修登録を行う。ただし、日本とは違い先着順なので注意する。
テスト対策について:韓国の学生は真面目な人が多いため、試験期間以外でも図書館に行けば勉強している人がたくさんいてモチベーションの向上につながった。基本的に学科の授業は韓国人の学生たちと一緒に受けるため、事前に資料に目を通してわからない単語を調べておくことが効果的だった。勉強熱心な学生がたくさんいるため、普段から復習をするよう心がけるとよい。
課外活動
生活費

住居費
(大学寮、アパート賃料など)(1ヶ月あたり)

3万7千円
食費(1ヶ月あたり) 約3万円
教科書代 約5千円
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) 通信費約3千円
住居
住居の種類 アパート及びシェアハウス
住居決定の方法 留学先大学による紹介、友人・知人の紹介
住居全般に関するアドバイス 大学内の寮が使用できなかったため、大学の紹介でシェアハウスと契約した。早めに予約しないと埋まってしまうため、家の契約を最初にするのがおすすめ。契約ができたら先に補償金(予約金)を送金しなければいけない場合があるため注意が必要。ルームメイトは日本人だったが他の部屋には他の国の留学生がいたため、夜中の騒音やキッチンの使用についてコミュニケーションを取るのが難しかった。
留学先での交換留学生に対するサポート 留学生をサポートするサークルがあり、なんでも相談に乗ってくれた。
健康管理面のアドバイス 春はPM2.5やミセモンジ(微細粉塵)がひどくマスクが必要だった。湯船につかる文化がないため体を温めるものがあるとよい。

 

 

学習面/生活面でのコメント・アドバイス

学習面

留学前に受験した韓国語能力試験(TOPIK)では5級を取得していたが、あと4点あれば最上級の6級合格点だったということを知り、今後受験する予定のTOPIKでは6級取得を目標にしている。また、私の留学の最大の目的はスピーキング能力の向上だった。最初は自信がなく授業で発言することも少なかったが、自分の発音を録音して繰り返し聞き、間違えた部分を修正するという学習方法を続けた。その結果、韓国語での会話がスムーズにできるようになり、徐々に自信がついた。2学期に受講した授業のうち、自分で日本の文化について調査しメディアを使用して発表をするというものがあった。そこで、私は自分の好きな高校野球について紹介しようと考え、新聞記事や映像などを使って発表をした。他の韓国人学生の発表も感心するものが多く、日本人には見えていない、普段当たり前だと思っていることでも韓国人の学生には新鮮に映るのだと実感した。韓国人は勉強熱心な学生が多いため、私も試験勉強に力を入れた。試験期間はもちろん、それ以外でも学校の図書館やカフェで勉強している学生が多く、その環境のおかげでモチベーションを高いまま維持することができた。韓国人に交ざって授業を受けていたため、他の学生の何倍も勉強する必要があった。予習復習を欠かさず行い、空いた時間があれば単語の確認をするよう努力した。もともと家で集中できないタイプだったが、韓国では図書館もカフェも夜遅くまで営業しているためよく利用していた。

 

生活面

留学中はたくさんの人と交流し異文化理解を進め、自分の価値観を広げることができた。特に、1学期はシェアハウスに住んでいたため他の国の留学生とも関わることが多かった。5月には、留学生が母国の料理を販売したりゲームをしたりするワールドフェスティバルというイベントがあった。日本人留学生は団子を3種類用意し、手分けして準備を進めた。当日にはイベント終了前に売り切れるほどの人気で、日本の文化や食べ物が世界的に人気だということを実感した。他にも台湾やベルギー、ドイツのお菓子をもらうなど韓国人学生以外とも積極的に交流することができた。さらに、留学生イベントとしてテコンドーをしたりキンパを作ったりして韓国の文化を実際に体験して理解を深めた。週末には友人と外出し、ドラマの撮影地巡りをしたり韓国料理を食べに行ったりした。夏休みにはKTX(韓国の高速鉄道)に乗って日本人の友人と釜山旅行に行った。方言に苦戦することもあったが、ソウル市内とは違う雰囲気を感じることができた。2学期には、英語と韓国語のスピーキング能力を伸ばしたいと考え、景福宮という観光名所の近くでアルバイトをした。日本人観光客はもちろん世界中から毎日たくさんのお客さんが訪れ、スピーキングに自信がついた。日本人のスタッフが他にいなかったためスタッフとの会話は主に韓国語だったが、その環境のおかげでスピーキング能力が飛躍的に向上した。休みの日には同僚とご飯を食べに行ったりカフェに行ったりした。また、会話の中で日本のドラマや野球の話が出たことから、ここでも日本文化に関心のある人の多さに驚いた。留学先の大学では日本人学生ともたくさん出会い、将来の話やそれぞれが通う大学の話をして仲を深めることができた。私が在籍していた日語日文学科では毎学期2回ずつ韓国人学生と日本人学生の交流イベントがあり、互いの言語を教えることで新たな気づきを得た。韓国人学生との会話の中で親族名称の使用に関心を持ち、自分の研究テーマを持つことができた。

 

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