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イェーテボリ大学人文学部:2024年8月〜2025年1月(人文社会科学部4年生)

イェーテボリ大学人文学部
2024年8月〜2025年1月(人文社会科学部4年生)

留学報告

所属 人文社会科学部国際社会コース
留学開始時学年 4年
留学先国名 スウェーデン
留学先大学 イェーテボリ大学
留学先所属 Faculty of Humanities(人文学部)
留学期間 2024年8月〜2025年1月(1学期間)

 

 

出発前の準備

ビザの有無
ビザの種類 Residence permit
その他必要な事前手続き
必要経費
渡航費 約20万円
海外旅行保険 約4万円
その他  

 

 

留学中の生活

履修した授業 1Q&2Q  Intercultural communication/ Introduction to Swdeish language and culture
3Q&4Q  The global teacher/ Problems and issues in international relations
3Q&4Q Basic Swdeish1(単位なし)
授業の様子・アドバイスなど 50%と50%の授業2つではなかなか時間が余ります。反対に100%の授業はかなり忙しく、文献を読んだり論文を書いたりする機会や量が多いです。
課外活動 月曜日→floorball 
火曜日→Basic Swedeish 
水曜日→日本語学科ボランティア 
木曜日→日本語学習中の高校生 ボランティア 
金曜日→日本人補習校ボランティア
生活費

住居費
(大学寮、アパート賃料など)
(1ヶ月あたり)

約9万8千円
食費(1ヶ月あたり) 約2万5千円
教科書代 2万円以下
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) 約2万4千円(交通費定期代、3ヶ月分)
住居
住居の種類 大学の寮
住居決定の方法 留学先大学による紹介
住居全般に関するアドバイス 家賃が安くて大学から近い寮は争奪戦です。早めに寮を申し込む必要があります。
留学先での交換留学生に対するサポート 留学生の交流イベントが多く、スウェーデン語を単位なしで学ぶ夜間授業もあった。
健康管理面のアドバイス 気温差で誰もが一度は風邪をひくと思います。秋冬学期に留学する場合は病むこともあると思います。自分に合った薬やストレス対処法を持ち合わせておくのが大事です。

 

 

学習面/生活面でのコメント・アドバイス

学習面

(Intercultural communication)
受講生の半分は日本人だった。グループ活動をしていても半分が日本人であるため、日本語を全く使わず真剣に英語で学びたいと考えている人は、日本人の多くが取りそうな授業を避ける必要があるかもしれないと思った。授業が日本との比較で進むこともあったので、日本の文化について注目される機会でもあった。
(Introduction to Swdeish language and culture)
スウェーデン語とスウェーデンの文化を学ぶ授業。留学している中で生活言語を学ぶことは、現地の人々の感覚や生活スタイルを理解することにも繋がると感じた。英語で他の言語を学ぶ機会はそう多くないと考えたこともあった。
(The global teacher)
教育学部の授業。教員・学生ともに覇気がなく、学びが多い授業ではなかったが、ペアでのプレゼン活動で英語でやり取りする力や度胸は育まれた気がしている。シラバスを見て受けてみたいと思っていた授業だったが、セミナーや学生同士のディスカッションが少ない科目は面白さに欠けるということが分かった。履修を止めていく学生もかなりいた。
(Problems and issues in international relations)
経済学部の授業。授業文献、授業が面白く、学生同士の自由なディスカッションが始まることも多い。レポートは難しく、落としている学生もかなりいた。レポートの内容が発表されるのが締切の1週間前等であるため、レポートを仕上げる時間が少ない。前もって準備したり、授業の度に復習しておくと余裕をもって課題に取り組めたと考えている。
(Basic Swdeish 1)
単位なしの夜間授業。純粋にスウェーデン語を学びたい人が週1で受講する。対面かオンライン同期型かを選ぶことができるが、対面で受ける方が身につきやすそうではあった。プログラム自体は人気で争奪戦となるため、申し込み準備をしておく必要がある。また、テキストを買い揃えたら2万円弱かかる。図書館で借りたり、写真を撮って使ったりしている人もいた。

(全体)授業で示された文献や論文を、授業までに読み理解しておくことに莫大な時間がかかる。速読力と専門用語のボキャブラリーを増やし、対応できるようにしておくと良いかもしれない。また授業だけではなく、英語4技能を高めるために家で独自に勉強することを並行していかないと、授業やリアルなコミュニケーションについていけなくなる気がした。
 

 

生活面

(衣)ショッピングモールに行けば必要な衣類は手に入れられる。H&Mは多くの学生が使っていたイメージがある。寒くなってきたら、スポーツアウトドアショップでダウンや手袋など寒い冬を乗り越えるためのグッズも並び始める。学生はsecond hand store(古着屋・中古を扱う店)で買い物をしている事が多く、安く手に入れられる。反対に衣服を売りたい場合は、教会への寄付という形で全て渡すことができる。
(食)スーパーで売られているものは全てスウェーデン語表記であるため、翻訳機を駆使しながら買い物することになり、最初は苦戦すると思う。ショッピングモールにはアジアンスーパーがあり、日本で主に使う調味料はほとんどそこで手に入れられる。スウェーデンには4〜5種類のスーパーがあり、どのスーパーが安いのかランキングがある。スーパー自体も規模が大きければ大きいほど安い。外食するとなるとかなりお金がかかるため、皆で料理を作ったり、持ち寄ったりして工夫することが多い。
(住)外が寒いため、中をかなりあたたかくしていることが多い。衣服の調節が難しく感じることもある。学生の寮は人文棟横のOlofに集中しており、Olofに住んでいる学生がほとんどである。その他にもいくつか大学が提供している学生寮があるが、距離や立地、家賃等を鑑みて丁寧に選ぶ必要がある。
(体調)約半年間で熱が出て寝込んでしまったのは2回のみだったが、回復に時間がかかった。悪寒でなかなか動けず、授業を休まないといけなかったが、ある一定の時期に多くの人が風邪をひくため、休むこと自体にはほとんど問題がなかった。喉を痛め始めると翌日には熱が出ていたため、乾燥が原因だと考え、洗濯物を室内に干して潤わせたり、薬局でのど飴を買ったりして対策してみた。
(コミュニケーション)住んでいた寮が他の大半の留学生の寮と離れていたが、積極的に友達を作ったり、コミュニケーションをとったりする時間を作りたいと考え、学生が集まるカフェに欠かさず行くようにした。初めは友達ができるか不安だったが、何度も顔をあわせたり、一緒にゲームをしたりする中で仲良くなることができた。初めは英語でのやり取りに苦戦するかもしれないが、丁寧に聞いてくれる学生に出会えるし、英語を話す場所に行き、意識して話す時間を自分から増やしていると苦痛ではなくなるはず。

 

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