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開南大学:2018年9月〜2019年1月(人文社会科学部3年生)

開南大学
2018年9月〜2019年1月(人文社会科学部3年生)

留学報告

所属 人文社会科学部国際社会コース
留学開始時学年 3年
留学先国名 台湾
留学先大学 開南大学
留学先所属 人文社会学部
留学期間 2018年9月〜2019年1月(1学期間)

 

 

出発前の準備

ビザの有無
ビザの種類 停留ビザ
その他必要な事前手続き 健康診断、予防接種(B型肝炎)
必要経費
渡航費 約3万円
海外旅行保険 約3.4万円
その他  

 

 

留学中の生活

履修した授業 中国語学科の授業(初級華語、初級聴力、華人社会と文化、閲読)、日本語学科の授業(企業小説)、IHPの授業(中級華語)
授業の様子・アドバイスなど 中国語学科の授業はほとんどが聴講生として受けることになるため単位交換が必要な人は他の学科の授業で単位を取得するなど注意が必要。
課外活動
生活費

住居費
(大学寮、アパート賃料など)
(1ヶ月あたり)

約1.5万円
食費(1ヶ月あたり) 約3万円
教科書代 約7,500円
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) SIMカードの契約:約1万円
住居
住居の種類 大学の寮
住居決定の方法 留学先大学による紹介
住居全般に関するアドバイス 同居人が扇風機や冷房をよく使う場合は風邪をひかないように注意が必要。日本人に比べ、台湾人はよく冷房や扇風機をつけていた。
留学先での交換留学生に対するサポート

チューター制度がありチューターの学生がいつも生活面に関して気にかけてくれた。

健康管理面のアドバイス 日本に比べ、油を使った料理が多いため胃腸が弱い人は自分で管理が必要だと感じた。

 

 

学習面/生活面でのコメント・アドバイス

学習面

交換留学生は中国語学科、英語学科、日本語学科、IHP(外国人向けの英語で行われる)の授業を選択し受けることができる。留学前に、他の大学に留学された先輩の体験レポートを読んで交換留学生向けに毎日2,3時間くらい中国語の授業があると勝手に予想していたがなかった。この点は、事前に確認しておくべきだった。
中国語学科の授業は、正規の留学生と受ける。一緒に受けた学生は2年生が多く、正規で留学しているため彼らの中国語のレベルは高く、交換留学生は多くの授業のレベルに追いついておらず正式に登録せずに聴講生としてしか受けられないものが殆どだった。レベルは問題なくても定員オーバーで聴講生として受講となる場合もあった。聴講生として受ける場合、出欠確認やテストには参加せず、授業中に指名もされない。課題は同じように採点、添削してもらえるし分からないところも質問できる。指名されて答えることはないが、指名された人の答えと照らし合わせることは可能であるため、聴講生としてでも特に問題はなかった。単位は取得できないが、私の場合、半年の留学であったし留学前に必要な単位は取得していたため、問題はなかった。また、中国語学科の授業の多くは中国語を学習する授業が殆どであるため、単位を取得しても語学の単位であり人にもよるが日本人留学生の多くは語学の単位は足りているため必要ないと話していた。また、日本人留学生の多くが希望していた授業が定員オーバーになってしまったことを知って国際交流室の方が追加で留学生向けの中国語入門の授業を設けてくださるなど対応をして下さる場合もあった。
私は、主に中国語を学習したかったため、中国語学科の授業を主に選択し、レベルや定員の都合で断られた授業は聴講生として受けた。中国語学科の中国語の授業は主に、教科書に沿って授業を進めていた。中級華語の授業では、まず、新出単語の意味の説明を中国語でしてくださり、文法を学び最終的に本文の文章を読んでいくという流れであった。新出単語について学んだ次の授業で単語のテストをした。先生が中国語で新出の中国語の単語を説明しその単語とピンインを書くというもので、常に中国語を聞いて中国語で考えているためとてもためになった。1つの単元が終わると課題が出された。その課題にはリスニング問題も単語の問題も文法の問題も作文の問題もあった。作文についてはとても丁寧に添削してくださった。聴講生として受けたが一般の学生とほとんど変わらなかった。この先生の授業は進むスピードや先生の話すスピードがとても速く最初は戸惑ったが慣れると問題なく聞き取れ理解できるようになった。中国語学科の中華圏の文化についての授業では、人文社会科学部の成果発表に参加させて頂いた。様々な国籍の学生が自分の国の文化や中国語などを交えて発表していた。私たちは、『涙そうそう』を日本語と中国語で歌った。また、IHPの中国語の授業も受けた。その授業は、教材が簡体字と繁体字の両方で示されており英語訳もあったためとても役に立った。台湾で中国語を勉強していると、授業やテストなどは繁体字を使う。私は中国語関連の検定では簡体字を使うため授業外では簡体字を使うようにしていたが、繁体字になれると簡体字を思い出せなくなることがあったり繁体字の方が書きやすくなったりしたこともあった。大学院生が受講する日本語学科の授業も選択した。大学院生と関わる機会は殆どないため貴重だった。
他の日本人留学生は、英語が得意な学生や英語を中心に学ぶ学生が多く、主にIHPの中国語の授業や英語学科の授業を中心に受けていた。英語が専攻の学生は、英語学科の授業を正式に登録し単位交換できるよう取り組み、中国語の授業はすべて聴講生として受けていた。

 

生活面

開南大学の留学生は、寮生活をする。3タイプの寮から選択でき、多くの日本人留学生は、第2寮に住んでいた。私の場合、日本語学科の1年生の台湾人学生2人と日本人の4人部屋だった。台湾人のルームメイトは、日本語学科の友人をよく連れてきてくれ、いつも友達も含め一緒に過ごしていた。お互い言葉を教え合うこともあった。最初は、殆ど話せずとにかく笑顔でわかる単語を使ってなんとか会話していたが、帰国時には「最初、全然中国語で話せなかったのに、今は全部中国語で話せてすごい」と書いたメッセージカードをくれた。他の日本人留学生も皆台湾人学生と同じ部屋で1部屋2人や、3人の場合もあり、ルームメイトは必ずしも日本語学科という訳ではなかった。
開南大学の大きな特徴として、日本人交換留学生2,3人に対して1人の日本語学科の学生が生活をサポートしてくれるチューター制度が挙げられる。私を担当してくれたチューターは高知大学に留学しておりその際にチューターをさせて頂いたこともあり元々知り合いだった。台湾に到着した際には、空港まで迎えに来てくれ、布団などの生活用品も一緒に買いに行ってくれた。また、体調が悪くなった時には病院まで車で連れて行ってくれた。チューターのお母さんとも一緒にご飯に行かせて頂き、帰国時には早朝にも関わらず空港まで送ってくれ見送ってくれた。また、自分の担当でないチューターの学生もよくしてくれた。一緒に観光したり年越しのイベントにも参加したりした。
また、国際交流室の方が留学生向けに見学旅行を計画してくださり、パイナップルケーキを生地から作る体験をさせて頂いた。
部活動にも参加することが可能で、私は吹奏楽部に加入した。部員はとても歓迎してくれ、中国語がまだ不十分な私たちに理解を示してくれた。初めは、音楽の記号や演奏をする上での注意点など先生の話す内容も全く分からず同じ楽器の学生に簡単な単語を使ったり図に書いたりして通訳してもらう状態だった。部員と一緒に音楽ホールに演奏を聴きに行ったり、勧誘の一環でシュークリーム売りをしたり、ご飯会、プレゼント交換会などを通して交流をする中でだんだん皆と打ち解けていった。学校での三回の演奏会も参加し、仲良くなり個人的に遊びに行くこともあった。部員の中に日本語学科の学生は1人しかおらず日本語を話せる人もいなかったが、部員は日本に対する関心がとても大きいことに気が付いた。演奏した曲は半分以上が日本の曲で、過去の楽譜も日本の曲が多かった。また、日本語学科でなくても日本語を少し話せる人がおり、殆どの学生がいくつかの単語を知っていた。日本語を勉強したことがある、日本語を勉強したいと思っている、日本に留学してみたいという学生もいた。台湾人は、日本人の台湾に対する関心に比べかなり日本に関心があるのだと改めて感じた。台湾は親日の人が多いというのは聞いていたが、こんなにも多くの人が簡単な日本語を知っていて使えるというのには驚いた。一番よくしてくれた学生は日本語の単語も全く知らなかったが、何か作業をするときなどは常に私たちと一緒にいてくれた。特に日本に興味があったわけでもないにも関わらずいつも私たちに声をかけてくれたことにとても嬉しく感じるし、特に彼女のおかげで中国語のレベルも向上したのだと感じる。部員たち皆が快く迎えてくれたことで、充実した生活を送ることができた。部活動に参加していなかったら全く違った留学生活になっていただろう。
高知大学の先生や国際交流室の方と開南大学の先生や職員の方と深い交流があることで、留学中は高知大学からの留学生担当の先生が気にかけてくださり一緒にご飯を食べさせて頂いたこともあった。国際交流室の方にも非常にお世話になった。留学全体を通してとても恵まれていたと感じた。

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