高知大学から海外への留学
カセサート大学:2025年1月〜5月(人文社会科学部4年生)
カセサート大学:2025年1月〜5月(人文社会科学部4年生)
カセサート大学
2025年1月〜5月(人文社会科学部4年生)
留学報告
| 所属 | 人文社会科学部 |
|---|---|
| 留学開始時学年 | 4年 |
| 留学先国名 | タイ |
| 留学先大学 | カセサート大学 |
| 留学先所属 | 観光ビジネス学部 |
| 留学期間 | 2025年1月〜5月(1学期間) |
出発前の準備
| ビザの有無 | 有 |
|---|---|
| ビザの種類 | 学生ビザ |
| その他必要な事前手続き | 入寮手続き |
| 必要経費 | |
| 渡航費 | 約8万円 |
| 海外旅行保険 | 約3.5万円 |
| その他 | |
留学中の生活
| 履修した授業 |
サステナブル・ツーリズム ムエタイ |
|---|---|
| 授業の様子・アドバイスなど | 授業の履修の仕方がとにかくめんどくさかった。 1回授業に出席して、授業の担当教員に直接サインを貰い、アドバイザー教員の許可を得た後、履修ができるシステム。 |
| 課外活動 | ― |
| 生活費 | |
|
住居費 |
約1.5万円 |
| 食費(1ヶ月あたり) | 約3万円 |
| 教科書代 | なし |
| 通信費・交際費など(1ヶ月あたり) | 1000円 |
| 住居 | |
| 住居の種類 | 学生寮 |
| 住居決定の方法 | 留学先大学による紹介 |
| 住居全般に関するアドバイス | ベッドが硬すぎるので、睡眠を重視したい人は早めにマットレスを買うべき。 |
| 留学先での交換留学生に対するサポート |
大学内に留学生専用の相談窓口があり、いつでも留学に関すること(ビザ、寮、授業など)を相談できます。 |
| 健康管理面のアドバイス | 保険会社に事前に保険対応が可能な近隣の病院を確認しておくこと。 |
学習面/生活面でのコメント・アドバイス
学習面
高知大学での授業と比較すると、カセサート大学での単位取得は難易度が高いと感じた。その理由として、授業の評価方法がより多角的かつ厳格であった点が挙げられる。具体的には、期末テストだけでなく、授業態度や課外学習への参加度、さらにはグループ活動での貢献度までも細かく点数化される。単位取得のためには、授業中の姿勢や課題への取り組み方が常に評価の対象となり、油断ができない環境であった。
タイ人学生にとっても単位取得は容易ではなく、彼ら自身も必死に取り組んでいた。そのため、留学生だからといって特別に助けてもらえるわけではない。例えばある授業では、グループ活動の課題が成績の大部分を占めていた。学生たちは少しでも有利な状況を作ろうと、信頼できる友人同士でグループを組もうとする傾向があった。その結果、タイ人同士、留学生同士でグループが分かれるケースが多く見られた。グループ活動は協力が不可欠であるが、言語やバックグラウンドの違いにより、留学生が自然に受け入れられることは難しかった。
さらに、授業の内容自体も私にとっては挑戦的であった。留学生は自国の大学で学んでいない分野を専攻する場合も多く、事前の知識量に差がある。私自身も、これまで触れたことのない分野を学ぶことになり、授業の進度についていくのに苦労した。加えて、授業を担当する教員の多くはタイ人であり、英語で授業を行う際には独特の発音のため聞き取りづらいことがあった。また、説明が複雑になるとタイ語に切り替えて進められることもあり、その場で内容を理解できず後から補習的に勉強する必要があった。
以上の経験を踏まえ、留学を検討する後輩や学生への一つのアドバイスを述べたい。留学先での単位取得を最優先に考えるのも有意義であるが、私は「単位を取れればラッキー」と考え、授業に参加し学びを得る姿勢そのものを大切にした。そのため、卒業に必要な単位はすべて高知大学で修得した上で、カセサート大学では新しい学びや経験を重視して履修を行った。
この方法がすべての学生に適しているとは言えないが、留学においては「単位を取ること」以上に、「異文化環境で学ぶこと」自体に大きな価値があると考える。仮に再び同様の機会があったとしても、私は同じ方針で履修し、受講に臨むだろう。
生活面
タイでの留学生活は大変充実しており、大学生活の中で最も満足度の高い期間であった。充実した留学生活を送れた3つの要因を3つ挙げたい。
1つ目は、留学前に現地の友人を作ることができた点である。留学前に現地に頼れる人がいたことで、留学準備段階において不安なことや疑問を友人に相談することができた。これにより留学に対する精神的な負担が軽減され、また友人に会えることが楽しみで留学への期待や自分のモチベーションが高まったと感じる。
オリエンテーションの関係で大学開始の1週間前にタイへ渡航した。大学開始まで新しい人間関係を構築するのは難しいだろうと考えていたが、既に現地に友人がいたため、大学以外のコミュニティにおいても人間関係を広げることができた。さらに、生活必需品や生活する上での便利なアプリ、寮周辺の美味しいレストランなどを早い段階で知ることができ、タイでの生活に早い段階で適応できた。
2つ目は、日本より生活費(食費、寮費、光熱費など)の物価が安い国を選択したことである。タイでは1か月あたり日本の3分の2程度の費用で生活することができた。そのため金銭面での不安や心配事が少なく、安心して留学生活を送ることができた。
慣れない環境での生活はそれだけでストレスを感じるが、金銭的な制約が少なかったことで、外食や遊びも自由に楽しめた。特にタイは外食文化が発達しているため、毎食外食であっても日本より安価であり、交通費も安いので、金銭面での負担を感じることはほとんどなかった。
3つ目は、東南アジア諸国に属する国を選択したことにより、タイ国内だけでなく、周辺国への旅を楽しめたことである。移動手段は飛行機だけでなく電車やバスなど陸路での移動ができる。時間はかかるが、陸路で国境を超えるという、日本ではなかなか体験できない貴重な経験をすることができた。また、東南アジア諸国はアジアの人だけでなく、世界から観光やビジネス目的で滞在している人が多い。特に旅中ではヨーロッパ諸国から、私と同じような大学生バックパッカーや同じ年代の旅人が多かった。バックパック旅という同じような目的、同じような楽しさを求める人が集まってきていたため、旅中での出会いや新しい人間関係の構築ができた。
以上を踏まえて、留学をする目的や留学先を選択する基準は比とそれ俺異なるが、自分の性格や留学中にやりたいこと、また慣れない土地での生活を想像したときに感じるであろうストレスをどのように対処するのかなどを考慮して留学先を選択することで、留学生活がより充実した期間になると思う。