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セントラル・ランカシャー大学:2024年9月〜2025年5月(人文社会科学部4年生)

セントラル・ランカシャー大学
2024年9月〜2025年5月(人文社会科学部4年生)

留学報告

所属 人文社会科学部人文科学コース
留学開始時学年 4年
留学先国名 イギリス
留学先大学 セントラル・ランカシャー大学
留学先所属 心理学・人文学部、TESOLコース
留学期間 2024年9月〜2025年5月(1年間)

 

 

出発前の準備

ビザの有無
ビザの種類 学生ビザ
その他必要な事前手続き 寮費の事前送金
必要経費
渡航費 約36万円
海外旅行保険 約17万円
その他  

 

 

留学中の生活

履修した授業

TESOL Compulsory 1c

ESOL and World Englishes

TESOL Compulsory 2B: Theories in TESOL

TESOL Compulsory 2C: Observing Teaching

Project Planning and Research Methods in Language Teaching

Teaching Young Learners

授業の様子・アドバイスなど 教室に入る前にStudent cardを教室のドアの横にあるカードリーダーに通して出欠確認をとりました。授業は基本的にペアやグループ活動でした。前回の授業で出されたリーディング課題についてのタスクやディスカッションが多かったです。私の受講した講義のほとんどがテストではなくレポートで評価される形式だったので、計画的に進めていました。どの講義のRecommended readingリストにもたくさんの書籍が掲載されていて、それを授業外で読むことでレポート課題が容易になります。すきま時間にリーディングをする習慣をつけるといいと思います。
課外活動 日本語専攻の学生の日本語学習のお手伝いをしました。
生活費

住居費
(大学寮、アパート賃料など)(1ヶ月あたり)

約7万円
食費(1ヶ月あたり) 約3~4万円
教科書代 なし
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) 約1万円
住居
住居の種類 学生寮
住居決定の方法 留学先大学による紹介
住居全般に関するアドバイス 暖房の代わりにラジエーターがあるのですが、不定期にスイッチが自動でオンオフになるタイプだったのでかなり寒く、自由に部屋の温度調整ができなかったです。
留学先での交換留学生に対するサポート テスト期間になると図書館でスナックやドリンクが無料で提供されていたり、メンタルヘルスケアのサポートに関するメールを受信していました。
健康管理面のアドバイス 日本の薬を持って行った方がいいです。また、授業中に使用するブランケットやカイロがあると便利です。

 

 

学習面/生活面でのコメント・アドバイス

学習面

私は「TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)」を専攻していた。英語教授法を理論と実践から学ぶというもので、英語教員を目指す私にはかなり惹かれる専攻科だった。1~3年生の授業をそれぞれの学期で6コマほど受講した。通常の留学生は1学期に平均3コマだが、私は通年の授業をとった関係で他の留学生と比べて倍の授業数だった。専攻の希望についてはUCLAN側から留学前にメールで尋ねられた。その中で、希望していた講義ではスケジュールのクラッシュが起こってしまうという問題が発生したが、時差がある中迅速に対応してくれた。私が受講したのは「TESOL Compulsory 1c」「ESOL and World Englishes」「TESOL Compulsory 2B: Theories in TESOL」「TESOL Compulsory 2C: Observing Teaching」「Project Planning and Research Methods in Language Teaching」「Teaching Young Learners」だった。これら6つのうち5つは私だけが留学生で、現地の人に囲まれた環境下で勉強した。もちろん、留学生が1人だけというプレッシャーや孤独感を感じた時期もあったが、困った時には友達が助けてくれたし、TESOLの先生方の手厚いサポートのおかげで好成績をとることができた。課題量に関しては、毎授業予習としてリーディング課題が与えられ、授業ごとに文献1つ読む程度だった。先ほど述べたように他の留学生よりも授業数が多かったため、遊びよりも課題に充てる時間がかなりあったと感じる。けれども、どれも日本では知り得なかった内容ばかりで新鮮で、読んでいる時間が好きだった。私のフラットから授業が行われる建物までは徒歩15分かかった。教室に着くとまずStudent ID cardを教室扉横のカードリーダーに通さなければならなかった。それで出欠をとっていたみたいだが、高知大学にそのようなシステムがなかったため忘れることがたまにあり、学期末に出席が足りていないとのメールが届いた。焦った私は先生に相談して出席数を増やしてもらい、事なきを得た。6つの授業の中で特に印象に残っているのは「TESOL Compulsory 2B: Theories in TESOL」と「TESOL Compulsory 2C: Observing Teaching」の2つ。では、英語学習者を1人パートナーに選んで4技能のテストを受けてもらい、その学習者の英語学習の特徴を洗い出し分析するという課題が与えられた。その課題がかなり重く、レポートを仕上げるのに2カ月ほどかかった。しかし、かなりの量と質で大きな達成感を得ることができた。では、移民や難民の方々を対象にした実習生の授業を見学した。授業の導入や展開部分、終末部分など、気づいたことや発見したことを細かくメモし、フィードバックの時間に実習生同士で意見を共有し合った。また、私も最後の授業時間をいただいて実習生1人とともにTeam Teaching形式で英語の授業を実施したが、最後に回収したアンケートによると生徒全員が授業に満足してくれていたため、大変嬉しかった。TESOLを専攻して英語教授法の知識や経験を積むことができ、心の底からTESOLを受講して良かったと思っている。

 

生活面

私が寮に選んだRibble Hallは4階建てで、私を含め6人(日本人3人、イギリス人3人)が同じフラットに住んでいた。トイレ・バスルーム、キッチンは共用で気づいた人が掃除をする感じだったのだが、当番を決めなくても清潔を保てていた。バスルームに入る順番なども日によって違ったため、誰も入っていないタイミングを見計らって使用していた。キッチン用品や寝具等は自分でそろえなければならなかったのだが、キッチン用品に関してはフラットメイトと貸し借りした。1学期が始まる前にWelcome weekというものがあり食べ物の出店やその他出店が大学であったのだが、そこで食器類やファイル類、日用品など、過去の留学生から寄付されたものを安く手に入れられる機会があるので、わざわざお店に買いに行かなくてもよかったと少し後悔した。コインランドリーは徒歩1分の距離にあり、楽だった。部屋に関しては一人で暮らすには十分な広さだった。しかし、秋から春先までかけての寒い時期、ラジエーター(暖房機器)が不定期にオンオフなるものだったため、就寝前寒い、帰宅後寒いなど、部屋の温度調整ができず、風邪をひきかけた。室内用の靴下、カイロや日本で使用している飲み薬、のど飴などを持ってきていたため、授業を休むほどの風邪はひかなかった。イギリスの天気は基本的に雨か曇りで最初は折り畳み傘を使用していたが、現地の人は傘をあまり使用しないため、フード付きの上着や帽子があればよかったなと思った。
大まかな一日の流れは、午前中に授業を受けた後に図書館に行って課題をしたり、夕方に友達とご飯を食べに行ったりして過ごしていた。休日は友達のホームタウンにお出かけに行ったり、課題をしたり、サブスクリプションで映画やドラマを見たりしていた。思っていたよりもプライベートの時間が長く、最初の方はフラットで自分の趣味に充てる時間が多かったが、二学期になると休日でも図書館に行って勉強していた。Achievement week(1~2週間くらいの授業のない週)や冬季休暇には友達とヨーロッパ旅行をして楽しんだ。そして、コミュニケーションに関しては、イギリス人は意外と日本人の感覚に近かったため、コミュニケーションが難しいと感じることはあまりなかった。イギリスアクセントには慣れていなかったためリスニングに苦労したが、友達に聞き返すと丁寧に言い直してくれたり説明してくれたりしてくれたので、コミュニケーションの障壁になることはなかった。イギリス留学の問題は、金銭面である。何もかも日本の2倍の値段で気軽に外食することができず自炊に努めた。AldiやLidlなどの安価スーパーは徒歩20分の場所にあったため、できるだけ少ない回数で大量に食材を購入していた。おかげで何回も食材を腐らせた。買い物は計画的にしなければならないことを痛感した。
この留学全体を通して、フラットで過ごす時間が長かった1学期とは違い、図書館に毎日通っていた2学期はかなり充実していたと思う。スタディメイトと課題をしたり勉強したりすることで一日の生産性が高まったうえ、より友達と親しくなれた。部屋に閉じこもらず毎日外に出て活動する大切さを実感し、帰国して以来生産的な毎日を送るようになったのは個人的な成長だと考える。
  

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