公開日 2026年3月27日
2026年3月16日(月)に、大豊町立大豊学園8年生(中学2年生)9人が実践的な英語教育の一環として高知大学を訪れ、本学の留学生3名と英語で交流しました。今回の活動は、本学の留学生との英語交流の経験により英語表現力を高める機会とするとともに、異文化に触れる経験を通して国際理解を深めるという目的で行われ、ネパール、パキスタン、中国から各1名が交流会に参加しました。
まず、留学生から自分の国の世界遺産とおもしろいものについての発表が各国15分ぐらいずつありました。ネパールの世界遺産としては、世界で最も高い山であるエベレストや仏陀の生誕地である「ルンビ二」、首都カトマンズの渓谷にあるヒンズー教や仏教などの文化を取り入れた歴史的建造物が説明されました。また、ネパールのおもしろいものとしては、自然を活用したアクティビティである「トレッキング」や「バンジージャンプ」、野生動物の「ベンガル虎」やワニが紹介され、皆興味を持っていました。
次に、南アジアの国であるパキスタンの留学生より6つの世界遺産が存在していることが語られ、世界4大文明の一つインダス文明を生んだ場所であることが紹介されました。インダス文明を代表とする都市で紀元前2500~1500年に栄えた「モヘンジョダロ(Mohenjo-Daro)」や中国とヨーロッパを結ぶシルクロードの中継地でペルシャやギリシャ、インドの文化の影響を受けた仏教の中心地の「タキシラ」、ガンダーラ様式の仏像も発掘された密教の中心地であった仏教寺院「タフテ・バヒー」など歴史を感じさせる文化遺産の数々に皆深く頷いていました。おもしろいものとしては、ヒマラヤ山脈が数億万年かけて自然結晶された天然ミネラル豊富な「ピンク岩塩」、目に鮮やかな「カラフルトラックアート」、パキスタンと中国の国境を横断する世界一の高所を通る「カラコルム・ハイウェイ」などが紹介され、皆文化の違いに驚いていました。
最後に、中国の留学生より中国の世界遺産「張家界」について動画や画像をふんだんに用いて紹介してくれました。「張家界」は中国の湖南省の北西部に位置し、険しい峰が連なるカルスト地形の奇観で知られており、映画「アバター」やゲーム「原神」の世界観を表していますが、コンピュータグラフィックではなく実際の風景だということが説明されました。そこには、3,000本以上の巨大な石の柱がそびえ立ち、それらはビル60階ほどの高さだとのことでした。また、そこでは地上300メートル地点まで透明なエレベーターで行き、透明な橋を渡るそうで、怖がる人々の動画が流され皆興味津々でした。山頂にはマクドナルドがあり、雲の上でハンバーガーやポテトが食べられるとのことでした。おもしろいものとしては、中国の便利な公共交通手段である「シェアバイク」と「無人タクシー」が中国各地で安価で気軽にアプリで利用できることが紹介され、日本の交通手段との違いに皆感心していました。
それぞれの発表が終わった後、3名の留学生を囲んで小グループに分かれて10分間ずつ自己紹介や発表に対する質疑応答、「自分が興味のある世界遺産」、「日本のおもしろいもの」についてグループメンバーで英語で語り合いました。10分経った後、次のグループに移動し質疑応答と話し合いをしあい、3回のグループ活動が行われました。大豊学園の生徒からは「安芸の宮島」や「富士山」、「万里の長城」、「ベネチア」などの世界遺産や「折り紙」や「任天堂のゲーム」、「剣道」、「ジブリのアニメ」などおもしろいものの紹介があり、グループを移動するごとに皆表情が柔らかくなり、大きい声で自信を持って英語でコミュニケーションが取れる様子がうかがえ、交流会が終わりを迎える頃には皆すっかり打ち解けていました。大豊学園の生徒からは「自分が準備してきたものを紹介でき、コミュニケーションが取れて楽しかった」、「もっと英語で交流したい」、「次の交流を楽しみにしている」という声が聞かれ笑顔が溢れていました。
留学生からも「日本や他の国の話も聞けて楽しかった。グループワークでは中学生は最初は恥ずかしそうだったが、次第に自信を持って紹介してくれ感心した」、「今回久しぶりに英語で交流できて嬉しかった。生徒さんが紹介してくれた世界遺産に行ってみたい」、「紹介されたことに質問をし、生徒さんたちと楽しく議論できた」という感想が寄せられました。皆それぞれが異文化を知るきっかけになり交流が深められ、充実した時間を過ごすことができました。

ネパールの発表 パキスタンの発表

中国の発表 グループ活動

グループ活動 全体写真