公開日 2017年1月11日
「イラク・シリア難民問題の背景、現状と課題~JICAイラク事務所長の経験に基づいて~」
講師:国際協力機構(JICA)
企画部国際援助協調企画室長 原 昌平 氏
2017年1月11日(水)に本学国際連携推進センター主催の講演会「イラク・シリア難民問題の背景、現状と課題~JICAイラク事務所長の経験に基づいて~」を開催しました。
国際協力機構(JICA)企画部国際援助協調企画室長の原昌平氏を講師にお招きし、元JICAイラク事務所長のご経験に基づいた「JICAのイラク支援と難民・国内避難民問題」を中心に講演していただきました。現場でご活躍された原氏ならでは具体的なお話を、今回、初めて「難民・移民問題」について見聞する学生にも分かり易い言葉でご説明いただき、日本との比較も交えながら、私たちが当たり前だと思っている生活環境などについて再考できる機会となりました。
本講演会へは、高知大学教職員・学生のほか、一般の方など約60名の参加があり、参加者からは「難民・国内避難民の暮らしやその背景について、またそのきっかけと現在起こっている事について、私たちができること・取り組んでみたいことを考えるきっかけになった。ぜひ自分でも調べて、次のステップの学習につなげたい」という声が聞かれるなど、より難民問題等を深く考え、行動につなげたいという熱い思いの感想などが寄せられました。
最後に、講師から「現場で起こっている問題に一人ひとりに関心を持ち続けてほしい」と熱いメッセージが送られました。