2023年11月18日 外国人留学生見学旅行を開催しました

2023年11月18日

2023年11月18日(土)に高知大学に在籍している外国人留学生を対象に見学旅行を高知県大方高校生徒との交流も兼ねて実施しました。留学生35名、日本人学生5名、引率教職員3名が参加しました。当日午前中は黒潮町にある大方あかつき館内にて活動しました。まずエンカウンター活動として高知大学生と高校生の混合チームによる日本の伝統的な遊び「あっち向いてホイ」ゲームを体験し、ゲームで負けたチームは引いたくじの質問に答えました。その後、高校生が黒潮町や南海トラフ地震について紹介しました。南海トラフ地震が起こった場合のCG映像も活用され、学習を通して防災意識も高められたと思います。その後、あかつき館と一体になっている避難タワーを高校生の案内のもと、グループごとに見学しました。昼食は地元で有名な軽食&喫茶「からっと」のお弁当をいただいた後、午後の活動に入りました。

 

午後はまずNPO法人「うみのこども」の中谷様から、「海洋のゴミ問題」についてのお話をうかがいました。その後、入野の浜に移動しました。入野の浜では、チームごとにビーチコーミング(ビーチクリーン)を行いながら作品作りに精を出しました。そして、各々の作品を特設サイトに投稿し、投票の結果、2名の留学生の作品が優秀賞に選ばれ、特製お菓子の王冠が授与されたところで、1日の活動が終了となりました。今回の見学旅行を通して、留学生は地域文化に対する理解が深められたと同時に、留学生間の親睦・交流、加えて日本人学生との交流及び地元高校生との交流も図ることができました。

 

 

 参加した留学生等からは、下記のような感想が寄せられ、大変有意義な見学旅行となりました。

  • <大方高校生徒との交流活動>:「高校生達と一緒にゲームをしながら、質問に答えた。みんなの答えを通して、高校生達とグループメンバーについてより詳しく理解できた」、「高校生のみんなが親切で、一緒に遊んだり話し合ったりしうれしかったです」、「日本の身近な遊びについて楽しく体感することが出来た」、「最初はゲームを通じて高校生たちと親しくなりましたが、以前日本語会話の授業でこのゲームのルールを学んで、その日高校生たちと一緒に遊んだときはとても楽しかったです」、「高校生との交流活動はとても楽しい経験でした。 最初はみんな人見知りしていましたが、だんだんとお互いの人見知りも少なくなったと思います。 じゃん拳をするのは楽しかったし、高校生たちから新しいことを学べたり、負けたチームが答える必要のある質問を通じて他の生徒たちについてもっと知ることができたのは新鮮でした」。
  • <黒潮町・防災学習活動>:「黒潮町の人口が減っています。動画を見て津波がほんとうに恐ろしいと思います。 どうすればもっと防災できるかをもっと詳しく知りたいです」、「防災学習は大変実用的で、現地の状況についてわかりやすく説明されました」、「防災学習では、津波のシミュレーション動画が印象的でした。初めて見るものでしたが、津波の恐ろしさをイメージしやすく、より身近に感じさせてくれました」、「黒潮町の人々が津波災害に備えて地域住民に情報を提供したり、訓練を行ったりすることに非常に真剣であることを学びました」、「防災学習を通じて、減災の大切さに気づきました。 また、学校ではゲームやその他の楽しいことを通して災害学習を教えるべきであることを学ぶことができます」、「私にとって日本の防災について学ぶのは2度目の経験でした。この経験は有益であり、理解するのに役立ちました」。
  • <津波避難タワー見学>:「津波避難タワーは綺麗でした。災害に備えるだけでなく、見張り塔としても使えるよう工夫されています」、「高知県へ来て、初めて津波避難タワーという存在を知りました。町全体を眺められるくらいの高さで、避難タワーの設計から津波の危険さがひしひしと伝わってきました」、「とても興味深い! 私の国、インドネシアも災害が多いので、この制度を採用できるはずです」、「避難タワーの構造と、災害時の避難タワーのオペレーションを高校生が説明してくれて、その重要性が理解できた」、「津波避難タワーツアーは、目を見張るような学びがありました。沿岸地域における防災対策とその重要性を目の当たりにすることができました。このツアーでは、潜在的な自然災害に対する地域社会の認識と備えの重要性が強調されました」。
  • <ビーチコーミング&リフレクションビーチ>:「ビーチを歩きながらゴミを回収するのは景色を見るだけじゃなくて、環境保護に役立つこともできました。非常に有意義だと思います」、「チームごとの活動で、高校生や留学生と仲を深めることができました。みんなゴミ拾いに熱心に取り組んでいて、心が気持ちよかったです。思ったほどゴミも落ちていなかったので、普段からの環境保全活動の様子が見て取れました」、「思っていたよりビーチにゴミがなかったが、大きな網やペットボトルの破片など本来あるべきではないものも確かにあった。量としては少量であったが、これが積み重なることで環境へ大きな影響を与えるため、少量であっても清掃活動を行うことは重要だと思った。また、このような活動を通して、環境に対する意識を高められるという点においても意味があると思った」、「ゴミ拾いはあまり楽しいものではありませんでしたが、グループでやったので楽しくできました。 なので、このようなイベントを開催することで、海岸のゴミを減らすことができるのではないかと思いました」、「他の生徒との絆を深める時間となり、海岸環境についての意識が高まりました」。

 

また、高校側も、事後の振り返りでは、「私の中では繋がった」、「意外に出来てうれしい」など交流したからこその手ごたえを実感しているとのメッセージをいただきました。

 

 最後に今回の見学旅行の諸活動のアレンジをしていただきました高知県立大方高等学校の金子先生をはじめ、当日の活動にご協力くださった先生方にこの場をお借りして感謝の意を申し上げます。そして、交流活動に参加してくださった大方高校生徒のみなさんにも感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

 

 

1118-1

 

1118-2

エンカウンター活動 高校生による黒潮町紹介
1118-3 1118-4
 「海洋のゴミ問題」講習  入野の浜にて集合写真
1118-5 1118-6
ビーチコーミングで優秀賞を受賞  大方あかつき館&津波避難タワー

国際交流活動

グローバル教育支援センター

本学へ留学を希望する方へ

海外へ留学を希望する方へ

在学留学生の方へ

教職員の方々へ

データ集


ソーシャルメディア
Facebook Youtube