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2025.02.28宗景先生が外科周術期感染管理教育医の資格を取得しました!宗景匡哉先生が日本外科感染症学会 外科周術期感染管理教育医の資格を取得されました。<コメント>
この度、日本外科感染症学会より外科周術期感染症管理教育医として認定いただきました。
これまでは認定医として人工膵臓を用いた周術期血糖管理法を中心に周術期の感染制御に携わってきました。
これからはより幅広い視野を取り入れ、認定医を指導する立場として、地域の皆様に貢献できるように努めてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。 -
2025.02.19小児外科 大畠先生の胃ろうについての記事が高知新聞と朝日新聞に掲載されました!高知新聞 2025年2月19日掲載
朝日新聞四国版 2025年2月20日掲載
「おなかのボタン」 リーブル出版
https://www.livre.jp/books/newbooks/graphic/5369
<コメント>
まず、胃瘻についてお話しします。
1980~1990年代にかけて、小児における胃瘻を利用した経管栄養の有用性が認識されるようになりました。長期的な栄養管理法として、小児外科、小児神経科、リハビリテーション部門で広く活用されるようになります。
2000年代前半までは成分栄養剤(液状の流動食)が主流でしたが、2000年代後半からは半固形栄養剤が注目されるようになりました。さらに2010年代に入ると、半固形栄養剤の概念を応用したミキサー食の利点が見直され、普及が進みます。ミキサー食とは、家族が食べる食事をブレンダーで粉砕し、胃瘻から注入する方法です。作成や後片付けの手間はかかるものの、家族と同じ食事を共有できる満足感があります。また、半固形であるため、胃食道逆流症やダンピング症候群のリスクを軽減する効果も期待されます。
下のグラフは、長崎大学(~2014年)および高知大学(2015年~)における胃瘻造設数の推移を示しています。長崎大学では2002年から経管栄養を目的とした胃瘻造設を開始し、その後、半固形栄養剤やミキサー食の有用性が提唱されるとともに、造設数が急増しました。一方、高知大学では2015年まで経管栄養目的の胃瘻造設の経験がありませんでした。
胃瘻造設は医療行為であり、その適応や経過、合併症について、家族が十分に理解し、受け入れる準備が整うまで、何度でも時間をかけて話し合いを重ねます。医療側から無理に胃瘻造設を勧めることはありません。
絵本『おなかのボタン』では、主人公の物語が“Happily ever after(めでたしめでたし)”で終わります。しかし、実際には彼と「おなかのボタン」との付き合いは長く続いていきます。成長に伴い、胃瘻に関連したトラブルや事故を経験することもあるでしょう。私たちの役割は、彼の成長を“Go on and on”で見守り続けることです。高知大学医学部外科学講座 小児外科学
特任教授 大畠雅之
助教 藤枝悠希
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2025.01.29日本消化器病学会四国支部例会を開催します!今年6月21日(土)・22日(日)に高知城ホールにて第123回日本消化器病学会四国支部例会を開催します。当医局の並川先生が会長を務められます。詳細は下記HPよりご確認いただけます。
一人でも多くの方にご参加いただきたく思っております!1月29日(水)より演題募集開始いたしますので、皆様ぜひよろしくお願いいたします。
https://www.kwcs.jp/123jsges-134jges/
常に患者さんのニーズに応えるため、科学的根拠に基づいた最新の医療技術と治療を提供し続けていきたいと考えております。
私達の外科学教室は、消化器外科・乳腺内分泌外科・小児外科を担当しています。教室の特徴として、癌治療に精通した医師が揃っているため、患者さんのQOLおよび予後向上を目的とした肝臓・胆道・膵臓の癌に対する拡大根治手術、食道・胃・大腸の癌に対する腹腔鏡手術、乳癌に対する病態に応じた外科手術を含めた治療法の選択およびそれぞれの癌に対する適切な補助化学療法(抗癌剤治療)の提供が挙げられます。
また小児外科は学会専門医が小児科学教室と連携しながら、質の高い診療に当たっております。常に患者さんのニーズに応えるため、科学的根拠に基づいた最新の医療技術と治療を提供し続けていきたいと考えております。
また小児外科は学会専門医が小児科学教室と連携しながら、質の高い診療に当たっております。常に患者さんのニーズに応えるため、科学的根拠に基づいた最新の医療技術と治療を提供し続けていきたいと考えております。