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碁石茶


碁石茶は、高知県長岡郡大豊町にのみ伝承されてきた二段階(一段階目は好気的なカビ付け、二段階目は嫌気的な乳酸発酵)の微生物発酵茶である。そのような背景の中、高知県、高知大学、大豊町の共同研究により「@製造方法の高位平準化」「A食品機能学的な付加価値の追求」「B機能性因子と製造条件との連関」を中心に検討を重ね、平成19年2月には上記の成果を基にして、(財)食品産業センターの地域食品ブランド表示基準『本場の本物』の認証を取得した。 また、下記に示すような、外部資金の獲得にも積極的に申請し、選定されている。


  平成19年度「全国都市再生モデル調査事業」
  平成21年度「地方の元気再生事業」
  平成22年度「地域ブランド化・新需要創造支援事業(新需要創造フロンティア育成事業) 」


○機能性の検討

抗酸化活性と活性成分解析
碁石茶は、カテキン類の含有量は緑茶よりも少ないにもかかわらず、碁石茶は緑茶並の抗酸化活性を示す。碁石茶独自の主要な抗酸化成分として、ピロガロールを同定した。

動物実験によるコレステロール低減作用
脂質異常症・動脈硬化症モデル家兎、メタボリックシンドロームモデルマウスに投与し、それぞれの疾患に対して予防効果が認められた。

※研究内容が紹介されました。(平成24年3月14日・15日高知新聞)
平成24年3月14日・15日高知新聞

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