農林海洋科学部の山口晴生教授が、日本水産学会「水産学進歩賞」を受賞しました

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農林海洋科学部の山口晴生教授が日本水産学会令和7年度水産学進歩賞を受賞しました。
山口教授は、海産微細藻類の発生機構に関する生理・生態学的研究において優れた業績を上げ、水産学の発展に大きく貢献したものと評価されました。
授賞式は、令和8年3月27日に行われました。

授賞理由
山口氏は、有害・有毒微細藻類の増殖に対する環境因子の影響を精密な培養試験とフィールド調査に基づいて明らかにし、ブルーム発生の水深、時期、海域を予想することを可能にした。また、多くの赤潮藻類がフォスファターゼとよばれる酵素を利用し、無機態リンに加えて有機態リンを直接分解してリン源として利用しているという新たな栄養獲得様式を明らかにした。沿岸汚濁海水中に含まれる有機態リンが赤潮の発生に寄与することを明らかにした点で、従来の赤潮発生機構やリンの循環メカニズムを刷新したと言える。これら一連の研究成果は、水産学、環境科学、生態学等の広い分野に波及効果をもたらすことが期待され、水産学進歩賞を授与するにふさわしいものと評価された。

受賞の詳細はこちら:https://jsfs.jp/act/recommendation/winner/