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ようこそ!! 高知大学医学部附属病院検査部のホームページです。

国際規格ISO15189認定臨床検査室

ご挨拶Greetings

                               

 

検査部 部長ご挨拶

 病気の状態を知るために、まず患者さんの話を聞いて診察をした後、次に行うのは通常、検査になります。検査の結果をみて、処置や治療が行われます。検査部は、そのための検査を行う部署です。検査には、血液や尿などの成分を調べる検体検査と、心電図や超音波検査など直接患者さんを検査する生体検査があります。当検査部は国際規格ISO15189を検体検査系・生体検査系の両方で認定されました。これにより、検査結果が国際水準まで高められ、質の良い検査を提供出来るようになっています。2019年4月に検査部部長を拝命いたしました。検査部管理部門の一人として、迅速かつ精確な検査結果を提供できるよう邁進したいと思います。


                          



 検査部 部長
横山彰仁

   

検査部 副部長・臨床検査技師長ご挨拶

 令和2年4月1日より臨床検査技師長に就任いたしました、徳弘慎治と申します。わたくしは平成22年に当検査部に入職し、臨床検査業務に従事するとともに、厚生労働省所管の独立行政法人である医薬品医療機器総合機構への出向を経験させていただきながら、臨床検査の発展のために尽くしてまいりました。

当検査部は、1981年10月の開院と同時に発足し、世界に先駆けて検査の自動化及びシステム化に取り組み、職員自らの手で「ベルトラインシステム」を完成させた組織です。このベルトラインシステムは、臨床検査業界の方々の協力によって、「検体検査自動化システム」へと発展を遂げることとなり、「診療前検査」の実現に寄与しました。当該ベルトラインシステムは、現在、国立科学博物館に「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」として登録されております。

 このように、偉大な先輩方の技術及び経験を礎とする当検査部においては、これまでの業績に甘んじることなく、自らの検査遂行能力等に磨きをかけ、大学病院の責務として挙げられる「診療」、「教育」及び「研究」の3本柱について貢献し続ける姿勢が必要と考えます。このことを肝に銘じ、当検査部では、主に以下について取り組んでまいります。

1.診療について
臨床検査の品質向上及び標準化を達成し、患者さんの満足度を向上させるために、臨床検査室の国際規格であるISO 15189の認定を維持します(臨床検査領域は2013年3月、生理検査領域は2017年2月にそれぞれ認定を取得しました)。
2.教育について
先進的な医療を担う「大学病院の臨床検査技師」を育成するために、従前の教育手法の見直し及び改善に取り組み、最新の知見を盛り込んだ教育を実施できるよう尽力します。
また、臨床検査技師養成校の臨地実習及び地域医療機関の臨床検査技師等に対する職能研修を積極的に受け入れることで、地域の臨床検査技師等の育成にも努めます。
3.研究について
大学病院における診療支援部門の一員として先進的な医療の創生に寄与するために、診療科等の研究開発支援及び体外診断用医薬品製造販売業者等との共同研究を実施します。
また、当検査部職員が研究者と“共通言語”で議論ができる研究リテラシーを習得できるよう、学位取得を目指し修士課程及び博士課程等に進学するための環境づくりに取り組みます。

 めまぐるしい速度で進む医療技術革新にともない、臨床検査技師に要求される能力も多様化している現状に後れを取ることなく、患者さんや医療従事者の皆さんのお役に立てる組織として存在感を発揮できるよう、検査部職員一同、精進してまいりたいと考えております。今後とも皆様からのご助言、ご鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 検査部 副部長
臨床検査技師長
徳弘慎治