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ようこそ!! 高知大学医学部附属病院検査部のホームページです。

国際規格ISO15189認定臨床検査室

部門紹介Sections

採血部門

採血室

 採血室では、外来患者さんの検査のための採血を行っています。採血スタッフは、看護師と臨床検査技師で対応しています。1日250名から450名の患者さんが採血に来られます。平成27年1月より採血ブースが新しくなり、一度に採血できる人数が増えました。混雑時は受付後、採血までお待ち頂く場合がありますが、検査結果が少しでも速く出るよう、スタッフ一同努力しています。また、患者取り違えなどを防止するため、患者さん自身にお名前を言っていただいておりますので、ご協力お願い致します。



一般検査部門

一般検査

 一般検査では、主に尿や糞便を使った検査を4人の臨床検査技師で行っています。
 尿検査は比重・pH・白血球・細菌・たん白質・ブドウ糖・ケトン体・ウロビリノーゲン・ビリルビン・潜血がわかります。
 糞便検査は、糞便中のヘモグロビンやトランスフェリンを測定し、潜血の有無がわかります。
 またこれ以外に、血糖やヘモグロビンA1c、赤血球沈降速度、血液ガスなどの検査も一般検査で行っています。
採尿室は、2015年12月に改装工事が終わり、新しくきれいなトイレになっています。一度見に来て下さい。





血液検査部門

血液検査

 血液検査部門では、主に末梢血血球計数算定(CBC)と、凝固・止血検査を行っています。
 末梢血血球計数算定は、赤血球・白血球・血小板などの血液細胞の数を測定し、貧血・炎症の有無や、骨髄での造血と末梢での消費・破壊更新のバランスが保たれているかを調べます。更には、顕微鏡を用いて白血球の分類(好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球など)も行っています。
凝固・止血検査は、凝固因子活性や血栓症マーカーなどを調べます。手術前後では大量出血のリスクや、術後血栓症の経過を調べることが出来ます。また、心筋梗塞など血栓症の既往をもつ方では、ワルファリン(抗凝固薬)の薬効を確認する際も用いられます。





生化学検査部門

生化学検査

 生化学検査部門では、生化学検査と免疫血清検査を行っています。
生化学検査は血液の血清(血漿)に含まれるたんぱく質・脂質・ビタミン・電解質・各種酵素などを生化学分析装置で、免疫血清検査ではホルモン・肝炎ウィルス・腫瘍マーカーなどを免疫測定装置で分析し診療に有用な検査結果を提供しています。









微生物検査部門

感染症検査

 細菌・真菌(カビ)・ウイルスなどの微生物による感染症の検査を行っています。主に、採取された検体(喀痰、膿、尿など)を顕微鏡で観察し、寒天(培地)の上に塗り広げて微生物を発育させます(培養)。培養によって増えた菌を使って、菌名を決定したり、どのような抗生物質に効き目があるかを検査します。また、細菌やアメーバなどを詳しく調べるために、遺伝子検査も実施しています。









輸血検査部門

輸血検査

 輸血・細胞治療部では輸血時に必要な血液型や不規則抗体、交差適合試験などの検査を行っています。さらに自己血や末梢血幹細胞の採取、血液製剤の適切な保管・管理をしており、安全で効率的な輸血療法の実施とその指導、適正な輸血療法の推進に取り組んでいます。
また輸血後回診や輸血後製剤バッグ回収などで患者さんの副作用の把握、輸血による感染症の早期発見のための輸血後感染症検査など、予防と治療への協力にも力を入れています。
 今後さらに、骨髄移植・末梢血幹細胞移植・血管新生療法などの「細胞治療」に関与して、関係診療科の先生方とともに、治療用細胞の作製(細胞プロセッシング)により細胞治療、再生治療を一層推進してまいります。



生理検査

超音波検査部門 生理検査では、患者さんの心臓や肺など各種臓器をはじめ、血管、神経にいたるまであらゆる部位の検査が可能です。専門的な知識と技術が要求されるため、臨床検査技師の資格に加え、超音波検査士、認定心電検査技師、二級臨床検査士など、各専門領域の資格を取得した検査技師が数多く携わっています。心電図、肺機能、血圧脈波、脳波、筋電図、超音波(心臓、腹部、乳腺、甲状腺、血管)などの検査を行っており、患者さんに安心して検査を受けていただけるよう、日々知識と技術の向上に励んでいます。

               





外注検査部門

外注検査

 外注検査では、院内検査部で実施していない検査の検体を、外部委託検査会社に送付、また外部委託検査会社からの検査結果を院内の情報システムに転送する業務を行っています。
 外部に委託する検査には特殊な検査項目が多く、それぞれ検査項目によって適切な採取容器、検体処理条件、温度条件、輸送条件がを厳守し業務を行っています。








情報処理部門

情報処理

情報処理室では、検査部内にある情報システム(検体検査システム、輸血システム、生理検査システム、輸血検査システム、採血管準備システム)を管理しています。種々のマスタメンテナンスおよびデータベースに蓄積されたデータから複雑な条件でデータ抽出し業務改善に役立てています。
 また、開院当初からのデータを維持管理し新たな知見を見出すことや、分析装置から得られる様々な情報をもとに研究を行っています。