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ロールモデル

「好奇心Curiosity」と「継続Constancy」
まずは2つのCで研究を!(ウォルト・ディズニーの夢をかなえる秘訣は4つのC)


公益財団法人高知県牧野記念財団 植物研究課研究員
藤川 和美
FUJIKAWA Kazumi


略歴
 日本女子大学卒業。卒業後、ネパールでの2年半に亘る青年海外協力隊を経て、東京大学大学院理学系研究科修士課程に進学。同大学院博士課程修了後、高知県立牧野植物園を管理運営する公益財団法人高知県牧野記念財団植物研究課研究員、同課長心得。博士(理学)。高知大学客員講師。



なぜ研究者の道を選びましたか?

 青年海外協力隊時代にヒマラヤ高山帯で出逢った奇妙な植物“ワタゲトウヒレン”に魅せられて。この植物はいったい何か?なぜそんな形をしているか?なぜそんな過酷な環境にわざわざ生育するか?謎だらけの植物をとことん調べてみようと考えて大学院へ進学しました。そして現象ではなく、事物を対象とする学問“植物分類学”の面白さにはまりました。


研究の魅力は何ですか?

 知的?好奇心を満たしてくれること。


現在の研究および生活

 所属機関の基幹研究テーマが「ミャンマーにおける植物多様性解析」です。ミャンマーへ年に数回出かけ、合計で年間80日ほど山奥に入って植物調査をしています。現地で植物を採集し押し葉標本にして日本へ持ち帰り、名前を調べ、仲間わけをします。また、生物多様性条約に則り、利益の公正で衡平な分配に対して国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業“植物資源の利活用による村人の所得向上プログラム”をミャンマーシャン州で実施しています。


今後研究者を目指す若い方へのメッセージをお願いします

 修士課程で結婚、博士課程2年で出産という、無謀ともいえる学生生活でしたが、自分のいる環境で家庭と研究とも、できることをしました。お互いさまの日本の風土を信頼し、「いい加減は良い加減」と総てを完璧にこなそうとしないことが、研究の持続性に繋がっているようです。続ける(られる)こと、継続は力です。また、いろいろな意見に対して、勝った負けたではなく一番良い結論を導き出すように考えること、批判ではなく相手の意見を認めることは重要です。