高知大学の学び

学部

卒業までに身につけてほしい10+1の能力

本学では、学生のみなさんに卒業までに身につけてほしい10+1の能力を定めています。10+1の能力は、各学部の人材育成目標に沿って、みなさんがより質の高い学修成果を挙げるために必要な能力であるとともに、卒業後、社会で活躍するためにも重要とされるものです。

10の能力とは、<対課題>(課題を解決するために必要な「専門分野に関する知識」「人類の文化・社会・自然に関する知識」「論理的思考力」「課題探求力」「語学・情報に関するリテラシー」)、<対人>(他者との関係性を構築するために必要な、「表現力」「コミュニケーション力」「協働実践力」)、<対自己>(自分をコントロールしてよい成果を出すため必要な「自律力」「倫理観」)の3領域にわたる10の能力のことです。

さらに、これら10の能力をうまく結びつけ活用する力が、より質の高い成果を生み出します(統合)。

また、10の能力を用いて、人や社会に働きかけ、より良い方向に進めていく能力がみなさんの卒業後のキャリアを支えるものとなります(働きかけ)。このように、10の能力を思う存分発揮して、困難な課題や状況を「なんとかする力」が、+1の能力「統合・働きかけ」です。

本学が掲げる「地域協働による教育」とは、現実の課題に直面しながら課題を解決しようとするなかで、大学で学んだ知識や技能を統合し、世の中に働きかけることができる人材を育成しようとするものです。高知大学での4年間を通じて、正課の授業はもとより、準正課活動、部活動・サークル活動、ボランティア活動などにおいても、場面に応じて「対課題」「対人」「対自己」ということを意識して学生生活をおくることで、10+1の能力を身につけていってください。

大学院

トランスファラブルスキル

複雑化・高度化した現在の社会において社会的課題の解決に取り組んでいくためには、それぞれの専門分野毎の知識の生産に加えて、異なる専門領域に属している専門家がそれぞれの専門分野の知識を集合させながら新しい知識を生み出していくことが必要になります。これを可能とするためには、様々な環境で活用できる転移可能な能力である「トランスファラブルスキル(Transferable Skills)」を身に付けることが重要です。

高知大学では、学士課程の学生に「卒業までに身に付けてほしい能力」として「対課題」「対人」「対自己」の3領域とそれらを統合する力を含む「10+1の能力」を定め、社会に働きかけることのできる能力を形成する教育を提供する中で「トランスファラブルスキル」の基礎力の育成を図っています。

修士課程や専門職学位課程、博士課程の教育においても、学士課程での教育を基盤として、各専攻においてディプロマ・ポリシーを満たす教育を提供することを通じて、専門的な知識・技能と共に「トランスファラブルスキル」を涵養し深化させます。
 

【高知大学トランスファラブルスキル】

1.高度な知識や技術、課題解決に向き合う際の判断力、課題探求力、研究倫理観
〈DP:知識理解、思考判断〉

2.異なる専門分野の研究者や多様なステークホルダーに自身の研究を伝えるコミュニケーション力やプレゼンテーション力
〈DP:技能・表現〉

3.課題解決にあたって主体性をもって他者と協働するとともに、専門性を活かした自分の役割を見出し、またその役割を果たす力
〈DP:関心・意欲・態度〉

4.自身の研究を社会に還元し、また社会的課題や地域的課題との繋がりを見出すことで、異なる専門分野の専門家と協働して、課題を解決する力
〈DP:統合・働きかけ〉

本学大学院の最終学年に在学する学生のうち、「高知大学大学院総合人間自然科学研究科トランスファラブルスキル修得(見込み)証明書」を希望する方はこちらへ。