ホーム > 

2025年5月10日(土)「大豊町における茶摘み体験」を開催しました

2025年5月10日(土)「大豊町における茶摘み体験」を開催しました

公開日 2025年5月21日

2025年5月10日(土)大豊町における茶摘み体験
 

 2025年5月10日(土)に、大豊町の地域の方や町役場等のご協力の下、34名の留学生及び日本人学生が参加し、地域の方との交流とともに、地域伝統文化の体験活動(茶摘み体験)を行い、地域とのかかわりを深めました。当日は晴天に恵まれ、皆で楽しみながら茶摘みの作業ができました。茶摘み作業終了後、立川刈谷多目的集会所に活動場所を移動し、集落活動センター「そばの里 立川」立川地区活性化推進委員会の吉川会長より、「日本におけるお茶の歴史」のテーマで、お茶の種類や作り方、お茶の産地等についてご紹介いただきました。その後、摘み立ての茶葉を釜で炒る作業、専用の機械で炒った茶葉を揉む作業、そして板の上に揉まれたお茶の葉を手で拡げて、乾燥しやすいように並べる作業をグループごとに体験しました。昼食は地元で採れたエゴマや銀不老豆等の食材をふんだんに使った地元住民手作りのお弁当を堪能しました。昼食後、6グループに分かれて地元の方へのインタビュー活動を行い、地域の方との相互理解、相互交流を深めました。また、インタビュー活動後、本学教育学部の福住先生のご指導の下、地元の方々とともにけん玉やお手玉を体験し、拍手や喝采で大変な盛り上がりを見せました。その後、旧立川番所書院を見学し、書院の歴史について学ぶ機会を得ました。
 

 本活動に参加した留学生及び日本人学生からは、下記のような感想が寄せられました。
 

<お茶摘み体験>
・お茶摘み体験では、日本がお茶の文化を大切にしていることがよくわかりました。自分の手で茶葉をひとつひとつていねいに摘むのは大変でしたが、友だちと一緒にやったので、とても楽しく、笑いながら過ごすことができました。きれいな自然の中での作業は気持ちよくて、時間がたつのを忘れるほどでした。この体験はとても不思議で楽しく、思い出に残る特別な体験になりました。
・お茶の作り方がこのように複雑で丁寧な過程が必要だなんて全然知らなかったです。もっとお茶を美味しく飲めそうです。
・茶摘みを通じて、たくさんの友達を作ることができましたし、茶文化に関する知識も知ることができて、とても面白かったです。
 

<お茶作り体験>
・お茶作りを体験できたのは、とても貴重でした。自分で作ったお茶の香りと味は特別で、忘れられない経験になりました。
・茶葉を摘んだ後、自分で炒ったり、手でもんだり、日なたに干したりしました。茶葉のにおいや色が少しずつ変わっていくのを見て、お茶ができていくことを実感できました。どの作業も丁寧にやることが大事で、簡単ではありませんでしたが、とてもおもしろかったです。お茶作りにはたくさんの手間と時間がかかることを知って、ふだんのお茶がもっと特別に感じました。
・茶葉を加熱したり揉んだりするだけで緑茶の香りがすごくして驚きました。煙などで作業がつらいのではないかとも思っていましたが、いい香りがしていて楽しい作業であると感じました。
 

<お茶についての講義>
・お茶が中国から日本を経由してヨーロッパに広まったことを初めて知りました。また、中国から輸入されてきたものが今も栽培されていること、抹茶と緑茶などの違いなど、お茶に関して知らないことがたくさんあって、今までお茶に対して持っていた印象が変わりました。
・お茶の栽培には多くの手間と時間がかかることや、品質を保つための工夫など、普段何気なく飲んでいるお茶の裏側を知ることができました。
・お茶の起源と由来について勉強しました。特に、Chinaの発音はチャも含まれていることは初めて聞きました。そして、緑茶とウーロン茶と紅茶の区別についても勉強しました。
・吉川さんのお茶の話はとてもわかりやすく、お茶の由来から種類まで詳しく説明していただきました。
 

<インタビュー&地域の方との交流活動>
・地域の方々はとても親切で温かく、気軽に話しかけてくださって嬉しかったです。山の中の暮らしにも憧れを感じ、自然と共に生きることの豊かさを改めて思いました。
・移住されてきた方からのお話で、大豊町が山の水を利用していることを知り、何だか羨ましく感じました。久々に自然に触れたし、自然と暮らしている感覚をすごくかんじられました。
・地域の方々との交流を通じて、多くのことを学びました。この交流を通じて、地域の人々の生活や文化に対する理解が深まり、改めて日々の努力の大切さを実感しました。こうした貴重な経験は、今後の自分の人生にも大きな影響を与えると思います。
 

<旧立川番所書院見学>
・高知県の旧立川番所書院を見学して、江戸時代の治安や交通管理について学びました。旧立川番所は、旅人の身分を確認したり、荷物をチェックしたりしていた場所です。実際に使われていた道具や展示物を見て、当時の人々がどのように社会を守っていたのかを理解することができました。特に、番所書院の建物やその役割がとても興味深かったです。この見学を通じて、歴史を学ぶことの大切さを感じ、過去の人々がどのように社会を支えていたのかを実感しました。
・立川番所の見学では、歴史と伝統を感じることができました。普段の生活では味わえない学びがあり、非常に興味深かったです。
・立川番所は、歴史の流れとともに、役目を変えていきながらも、現在は地域の人々の支えのもと、存続しているのだということがわかりました。ただそこに在るだけでは、人々の関心は薄れてしまうため、イベントを開くなど建物に目的を持たせることで、人々に足を運んでもらえるよう取り組んでいることを学びました。
 

  
茶摘みの様子                      お茶作りの様子

  
地元の方との交流活動                 旧立川番所書院前で集合写真

up矢印