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大豊町立大豊学園生徒との英語交流会Ⅰ

大豊町立大豊学園生徒との英語交流会Ⅰ

公開日 2025年11月18日

大豊町立大豊学園生徒との英語交流会Ⅰ

 

 2025年11月17日(月)に、大豊町立大豊学園8年生(中学2年生)10人が実践的な英語教育の一環として高知大学に訪れ、本学の留学生5名と英語で交流しました。今回の活動は、本学の留学生との英語交流の経験により英語表現力を高める機会とするとともに、異文化に触れる経験を通して国際理解を深めるという目的で行われ、マレーシア、インドネシアから各1名、ネパールから3名が交流会に参加しました。

 

 まず、大豊学園生徒による英語での大豊町の大杉や立川番所、ゆとりすとパーク等の観光地や地域のお祭り、碁石茶等の特産品、人気のある飲食店に関する紹介があり、留学生は自然豊かな大豊町での生活について興味深く耳を傾けていました。

 その後、マレーシアの学生からマレーシアの多様性についての紹介がありました。冒頭マレーシアの旗やマレーシアの位置についてクイズが出されましたが、皆事前に勉強してきたようで、正解率が高かったです。そして、マレーシアはマレー系と中華系、インド系の人々により社会が構成されており、言語や宗教、食べ物などの文化が異なりますが、英語が共通語なのでマレーシア人は英語が話せるとの説明があり、皆感心していました。

続いて、インドネシアの学生によるインドネシアの概要と文化についての紹介がありました。インドネシアは1,300の民族により構成され700以上の言語が話されており地域により特徴的な気候や習慣、文化が発展しているとの説明に皆興味津々でした。インドネシアの多様な民族文化の中から伝統的な影絵芝居の「ワヤン(Wayang)」やろうけつ染めで模様が染められた布地である「バティック(Batik)」、竹製の伝統的な打楽器の「アンクルン(Angklung)」、生きた恐竜とも呼ばれる世界最大のトカゲである「コモドドラゴン」などの説明がありました。また、ジャコウネコがコーヒーの実を食べて消化されずに出てきた希少なコーヒー豆「コピ ルアク(Kopi Luwak)」についての説明もあり、皆文化の違いに驚いていました。

 最後に、ネパールの学生らによるネパールの概要と自然、首都のカトマンズについての紹介がありました。ネパールは世界で一番高い山「エベレスト」があり、仏陀が生まれた場所で、旗は世界でも珍しい特徴的な三角の形が二つ連なる形をしていることが紹介され、皆興味深く頷いていました。また、自然が豊かで美しく、珍しいベンガル虎を見にいくツアーや滝下りをするラフティング、自然の中でのトレッキングやバンジージャンプ等が紹介されました。首都のカトマンズには多くの寺があり、猿がいる寺やカラフルな旗がはためきストゥーパに眼が描かれている寺が紹介され、皆興味深い様子でした。

 それぞれの発表が終わった後、5名の留学生を囲んで小グループに分かれて7分間ずつ自己紹介や発表に対する質疑応答、「好きなもの」についてグループメンバーで英語で語り合いました。7分経った後、次のグループに移動し質疑応答と話し合いをし、5回のグループ活動が行われました。グループを移動するごとに皆表情が柔らかくなり、自信を持って英語でコミュニケーションが取れる様子がうかがえました。そして、交流会が終わりを迎える頃には皆すっかり打ち解けており、大豊学園の生徒からは「英語を聞き取るのが難しかったが、コミュニケーションが取れて楽しかった」、「マレーシアやインドネシア、ネパールのことが知れ、とても良い交流の機会になった」、「もっと英語を勉強してスムーズに交流したい」、「マレーシアやインドネシア、ネパールに行ってみたい」という声が聞かれ笑顔が溢れていました。

留学生からも「皆積極的に自己紹介をし質問もしてくれ、英語での交流を楽しんでいた。短い時間だったが、とても楽しかった」、「生徒がそれぞれ名刺を用意し、自分の好きなものを紹介してくれ感心した」、「次回はぜひ大豊町に訪れてみたい」という感想が寄せられました。皆それぞれが異文化を知るきっかけになり交流が深められ、充実した時間を過ごすことができました。

 

   

大豊学園生徒の発表          マレーシアの発表

 

   

ネパールの発表           インドネシアの発表

 

   

グループ活動              集合写真

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