募集要項
募集要項概要
- 目的
- 「実践力」を備えた病院経営トップマネジメントと病院経営に参加する現場責任者、将来の幹部候補生を養成します。
- 応募資格
- 医師、歯科医師、看護師、薬剤師、その他の医療従事者、事務職員、医療関連企業等の中で病院経営に関与している者(部署責任者、またはそれに準ずる者等)、今後関与する予定の者で、次の各号のいずれかに該当する者とします。
- 大学を卒業した者
- 学校教育法第104条第7項の規定により独立行政法人大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された者
- 専修学校の専門課程を修了した者
- 募集人数
- 15名程度
- 受講期間
- 2026年4月~2027年3月(1年間)
- 対面講義場所
- 高知大学医学部(高知県南国市岡豊町小蓮)
※多くの科目が「対面授業+同期型オンライン授業のハイブリッド」か「同期型オンライン授業」を基本としています。 - 募集期間
- 2025年12月1日(月) ~ 2026年1月19日(月)〔必着〕
- 応募方法
- 選考料を振込のうえ、次の応募書類を添えて郵送もしくは持参にてお申し込みください。
- 受講申請書 (本プログラム所定の用紙による。)
- 履歴事項 (本プログラム所定の用紙による。)
- 志望の動機 (本プログラム所定の用紙による。)
- 受講希望願 兼 単位認定希望願 (本プログラム所定の用紙による。)
- 最終出身学校卒業(修了)証明書 卒業(修了)証書の写し不可
※現在の姓が証明書に記載の姓と異なる場合は、戸籍抄本をあわせてご提出ください。 - 振替払込請求書兼受領証の写し (選考料振込時のもの)
- 本人確認資料
郵送の場合:運転免許証等の写しを同封
持参の場合:運転免許証等の掲示
- 選考料
- 9,800円
■支払方法 高知大学指定のゆうちょ銀行口座に振り込み
【振込口座】 ゆうちょ銀行 01610-5-129391
(加入者名) 高知大学
※ゆうちょ銀行(郵便局)で郵便局指定の用紙を使用し、お振込みください。
(ゆうちょダイレクト等は使用しないでください。)
※振込取扱票の通信欄に必ず「四国病院経営プログラム」とご記入ください。
※振込みに要する手数料は、申込者のご負担となります。
※振替払込請求書兼受領証の原本は本人控えとして保管ください。
- 選考方法
- 定員を超える応募があった場合は応募書類による選考を行うことがあります。
- 結果通知
- 2026年3月上旬頃に結果通知書を送付します。
- 登録料
- 28,200円
※受講決定通知後、所定の期日までにお振込みください。
- 受講料
- 148,000円(5科目)~
(選択する科目数により変動します。)
※上記費用の他に教科書代金等必要になる場合があります。
※1科目あたり29,600円
※納入方法は受講科目決定後、申込者本人に通知します。
※納入期限は、2026年7月末日です。
※振込みに要する手数料は、申込者のご負担となります。
※一旦納入されたものは、本学の都合による場合をのぞき、理由のいかんを問わず返金いたしません。
- 受講費用の支援制度
- 2022年4月より、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」及び厚生労働省「教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)」の指定講座として認定されました。受講生が厚生労働省の示す一定の条件を満たす場合、この制度を利用することにより、給付金を受給できます。受給には、開講日(4月1日)の1ヶ月前までに本人の住居所を管轄するハローワークで受給資格確認手続き(ジョブカードの取得)が必要となりますので、受給をお考えの方は、お早めにハローワークへお問い合わせのうえ、詳細をご確認ください。
- 応募先・問い合わせ先
- 〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮
高知大学医学部・病院事務部学生課大学院係
四国病院経営プログラム担当
TEL:088-880-2290 / FAX:088-880-2264
Email: hmp4@kochi-u.ac.jp
カリキュラム
- 教育内容の特色
- 本プログラムは「実践力」を追求するためのものです。経営は理論と実践の両輪による実学であるため、本プログラムでは、講義で理論を習得し、演習としてケースディスカッションという模擬実践を行い、実際に現場での実践実習や経営に関するプロジェクト発表等、カリキュラム内に、よりリアルに近い実践の場を設けていることが大きな特徴です。
- 履修証明プログラムについて
- 本プログラムは履修証明プログラムとしても開設しています。
履修証明プログラムとは、平成19年度の学校教育法の改正により創設された「履修証明制度」に基づき、大学が学生以外の者を対象として開講する一定のまとまりのある学習プログラムのことです。
修了者に対しては学校教育法105条に基づく履修証明書(Certificate)を交付します。
受講生は、知識・技術を体系的に学び、その成果を職業キャリア形成に活かすことができます。(履歴書へ記載可能なプログラムです。) - 修了要件
- 1年間で、本プログラムで定める科目から、必修科目3科目及び選択科目を2科目以上履修し、合格することとします。
- 修了証の授与
- 本プログラムの修了者には修了証を授与します(学位は取得できません)。
あわせて、高知大学から学校教育法第105条の規定に基づき履修証明書(Certificate)を交付します。
- 科目の受講方法について
- 必修科目は3科目を履修してください。
選択科目は8科目の中から2科目以上を選択し履修してください。
(選択科目数により受講料が変動します。)
4月に受講する科目を選択し、「受講届」を提出していただきます。
基本的にオンライン形式で行い、状況により対面形式も併用します。
詳細は、【授業科目一覧】を参照してください。
※授業は、高知大学大学院生と合同で行う場合があります。
- 必修科目
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- 「病院経営学講義」及び「病院経営学演習」は、土日の集中講義形式です。
- 「病院経営学実習」は、病院現場(自施設)での実践実習を実施します。
2学期(10月~12月)に実施予定。
- 「病院経営学講義」及び「病院経営学演習」は、土日の集中講義形式です。
- 選択科目
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- 平日の夜間(18:00以降)または土日の集中講義です。
- 受講者数が極端に少ないなどの理由で科目が不開講になる場合があります。
2025年度受講生について
■2025年度受講生内訳
| 受講者数 | 医師 | 看護師 | メディカルスタッフ | 事務 |
|---|---|---|---|---|
| 17名 | 4名 | 3名 | 5名 | 5名 |
■2025年度受講生感想
◇医師
大学病院に勤務していた頃、四国病院経営プログラムのポスターを目にし、興味を持っていました。しかし、当時はなかなか行動に移すことができずにいました。院長に就任した直後も余裕がなく、目の前の課題に向き合うことで精一杯の日々が続いていました。就任から3年が経過し、改めて病院経営を見つめ直す中で、より多角的な視点を持つことの重要性を感じるようになりました。経営について体系的に学ぶことで、これまでとは異なる角度から課題を捉え、より良い意思決定につなげられるのではないかと考え、受講を決意しました。
これまで財務分析について体系的に学ぶ機会がなかったため、基礎からしっかり学べたことはとても有意義でした。ケーススタディを題材にしたディスカッションでは、他の病院や施設で勤務されている受講者の方々のお話を伺うことができ、それだけでも多くの気づきがあり、勉強になっています。また、フレームワークを学ぶことで物事の考え方が整理され、頭の中がすっきりした感覚を得られました。講師の先生による議論の進め方も非常に参考になっており、スタッフとの会議の進行にも活かしていけそうだと感じています。
◇メディカルスタッフ
科長に就任後、臨床検査技師の経験や知識だけでは、求められている役割の素養がなく、力不足を感じていました。その時に当プログラムを受講中の友人から勧めて頂き受講を決めました。
演習は、ディスカッション形式で他施設かつ多職種の受講生の考えを直接聴ける貴重な機会であるとともに、新たな気づきを得られる点が魅力的です。発言しやすい環境が整っており、言語化することで自身の考えを整理することができました。また、これまで「患者さんのためにより良い医療を提供したい」という想いから、専門分野の知識を深めてきましたが、医療政策や会計の重要性を学び、これらを同時に考えて業務を構築していく必要性を感じました。
◇メディカルスタッフ
リハビリテーション科の管理・運営に携わる中で、病院経営や医療制度の仕組みについて知識不足を感じています。運営に関わる病床機能、業務効率化、人員配置などは、日々の業務改善や多職種連携に深く関わるため、現場の視点だけでなく経営的な視点も持つ必要性を感じておりました。そんな中、他部署長や本プログラム受講生の勧めがあり、病院経営を基礎から体系的に学び組織全体に貢献できる理学療法士を目指したいと考え受講を決意しました。
講義やケーススタディを通して、知識不足を感じる場面も多々ありますが、その分学びや気づきがあり大変貴重な機会となっています。特に、多職種の方々と学ぶことで自分にはなかった発想や見えていなかった課題に気づき、日常的に意識していなかった領域について深く考えるきっかけとなり、毎回楽しく受講しています。
◇事務
20年間理学療法士として働いてきましたが、当課前任者の定年退職に伴う後任人事で突然、施設基準や医療情報システム等の責任を負う立場となりました。事務業務や管理業務は初めてで、異動早々に厚生支局の適時調査、電子カルテ入替プロジェクトなど未知の業務を右往左往しながら進める日々でした。そのような中、副院長から本プログラムを紹介され、まさに今の自分に必要なプログラムだ!と感じ、受講を決意しました。
授業で学んだことを即実践、あるいは自院の経営課題に対して授業でヒントを得るなど、リアルタイムで知識と経験を積むことができています。また、グループワークでは様々な職種の受講生から意見を聴くことで、これまで気づかなかった発見があり、お互いをリスペクトしながら学べています。
授業科目一覧
| 必修・選択 | 授業科目 | 授業形態 | 授業数 | 授業内容 | 担当教員(予定) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ※(非):非常勤講師 | ||||||
| ※(特):特任教員 | ||||||
| 必修科目 | 病院経営学講義 | 講義 | 22.5h | 5つの基礎スキル(「組織」「会計」「財務」「マーケティング」「戦略」)を中心に講義を行い、経営学全般の応用論点を整理するとともに経営学の病院経営への展開を試みます。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 必修科目 | 病院経営学演習 | 演習 | 22.5h | 医療機関における経営事例(ケース)を使用し、受講生や講師とディスカッションを行います。ディスカッションを通じて、経営実務を学び、考える力や他からの視点、気付きを得ることを目指します。また、ケースディスカッション後に講師による講義がある場合があります。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 必修科目 | 病院経営学実習 | 実習 | 45h以上 | 実際に現場(自施設)での実践実習を実施します。 実習期間中及び終了時に報告レポートを提出します。 実習終了後に発表会を実施します。 →シラバスはこちら(2025年度参照)→抄録集はこちら |
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| 選択科目 | マネジメント入門 | 講義・演習 | 22.5h | 病院経営学講義/演習の授業で必要な、経営学の基礎知識の習得を目標とする。 経営学で必要な科目のうち、財務会計、戦略、マーケティング、組織行動を中心に講義を行う。 MBA教育で使われる教科書を活用し、組織運営のための基礎力をつける。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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土日の集中講義形式で実施 |
| 選択科目 | 医療政策・医療経済学 | 講義・演習 | 22.5h | 近年、根拠に基づく健康政策(Evidence Based health-Policy)の必要性が認識されるようになりました。このEBHPは、国、自治体レベルだけでなく、さまざまな社会・集団における健康問題の対応、さらには医療関連分野の諸施設の運営にも活用されています。さらに、政策の運用にあたっては、経済的な効率や医療倫理への配慮も求められています。本科目では、政策決定で必要となるニーズ評価・対策の計画・効果の評価、医療の法体系などについて、基本的知識と技能を、事例を通して学習します。事例には、国内での地域保健医療や海外の医療政策に関する近年の課題を取り上げ、その背景と動向についても考察します。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 選択科目 | 医療管理 | 講義・演習 | 22.5h | 医療関連施設、特に病院における、合理的・科学的な運用管理能力を身につけるため、病院の各部署の具体的な安全管理を示すことにより、関係法規、医療経済、医療資源の組織と機能について学習します。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 選択科目 | メディカルデータマイニング | 講義・演習 | 22.5h | 様々なデータ解析手法を大量のデータに網羅的に適用することで知識を取り出す技術であるデータマイニングによって、膨大なデータの蓄積から通常のデータの扱い方からは想像が及びにくい発見的な知識獲得が可能であると期待されています。この手法を学び、医学・医療データに適用する能力を身につけます。実際にデータ解析を体験しないと理解が深まりませんので、統計解析ソフトRを使った演習も行います。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 選択科目 | 疫学研究のための統計学 | 講義・演習 | 22.5h | 疫学を用いる医学研究に活用できる統計解析を、Stataを用いて学びます。理論よりも実際の研究の流れに従って、データの要約、群間比較、多変量解析について習得します。加えて、解析結果を表にまとめるノウハウと結果の解釈の仕方についても学習します。これらを通じて、統計学者と共通言語を使って対話できる能力を身に付けることを目指します。 Stataについて…この授業を受講するには、Stataのライセンスを購入していただく必要があります。Stataインストール済みのパソコンをお貸出しすることもできますが、条件や数に限りがございますので、履修前にご相談ください。※学生割引は使用できません。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 選択科目 | 産業保健学Ⅰ | 講義・演習 | 22.5h | 産業保健の現場では、その現場に特有の有害要因があり、これを制御することが職業病発症の予防に重要です。産業保健における基本的な考え方を学びます。
産業保健の実務においては、作業環境管理、作業管理、健康管理の3管理が重要とされており、物理的、化学的、生物学的要因についてリスク評価に基づくリスク管理がなされています。それぞれの場面における3管理の実例を学びます。産業医意見書の書き方も学びます。 →シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 選択科目 | 看護管理学 | 講義・演習 | 22.5h | 本科目では、看護管理者として必要な基礎理論の理解と、現場課題を経営的視点から捉える分析力の育成を目的とします。看護管理の基本概念や理論、人的資源管理、リーダーシップ、倫理的意思決定、情報活用などを体系的に学び、組織運営における課題を客観的に分析できる能力を養います。前期では、看護の質保証と経営を関連づけて考える力を身につけ、後期での戦略的マネジメントや新規事業立案へとつながる基盤形成を図ります。
→シラバスはこちら(2025年度参照) |
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| 選択科目 | 看護管理学演習 | 演習 | 22.5h | 本科目では、看護管理者としての基礎理論の理解にとどまらず、経営的視点から課題を分析し、チームの力を最大限に引き出す実践力と創造的提案力を養うことを重視します。前期で培った理論的理解と分析力をもとに、後期では戦略的思考と新規事業立案力を身につけます。医療・看護に限らず地域や社会の課題を対象とし、経営資源の最適化や革新的な仕組みづくりを通して、組織経営に貢献できる看護管理者の育成を目指します。
→シラバスはこちら(2025年度参照) |
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申請書類
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