第15回中国四国男女共同参画シンポジウムを開催しました!
2024.11.29
11月29日(金)「第15回中国四国男女共同参画シンポジウム」をオンラインで開催しました。「中国・四国地区国立大学10校が主催するシンポジウムで、今年度は高知大学が担当しました。
基調講演には日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター主任研究員の牧野百恵さんをお招きし、「実証経済学から見るジェンダー格差」をテーマにお話をいただきました。牧野先生からはジェンダー格差の測り方について説明いただくとともに、現象や課題を読み解く方法の一つとして、実証ミクロ経済学のアプローチについて紹介いただきました。特に、現象を読み解くためには相関関係と因果関係を見極める必要があることを、因果推論を導くためのラボ実験や自然実験の事例を紹介しながら説明いただきました。
その後、広島大学副学長の石田洋子先生、愛媛大学副学長の鈴木靜先生を交えて意見交換が行われ、男女共同参画という複合的現象への解決アプローチには、法律、政治、経済学、教育学、そして多くの自然科学の視点で協働していく必要があることが確認できました。
