高知大学農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻

進路・就職
ここでは、各学科のキャリアイメージと先輩たちの就活体験談、
就活サポート体制や取得できる資格についてご紹介します。

−先輩たちの就活体験−

自然が好き、農学が好き。
新品種の開発という
大きな夢に向かって

谷村佳則

暖地農学科4年(2009年度取材)
大阪府出身
株式会社サカタのタネ 内定

Q 就職活動を始めた時期をおしえてください。

本格的に就活を始めたのは、大学3年の1月です。就職サポートにエントリーし、就活を始めました。

Q どのような就職活動をしましたか。

僕は種苗会社に的を絞って活動をしました。もともと農学に興味を持ったのは、中高校時代の農業の授業です。栽培の実習がとても楽しかったのがきっかけ。釣りが好きだったし、なにより自然が好きだったので、海が目の前にある高知大農学部に入学しました。入学後の4年間は暖地農学科で好きな農学に関わることができ、僕が所属していた蔬菜園芸学研究室では、野菜やその栽培法の研究をしていました。卒業後も自分の好きな分野である野菜の栽培や研究に深く関わりたいと思い、種苗会社を受けました。

Q 就活中に苦労したことはありますか。

就職活動中は卒論研究がちょうど忙しい時期で、就活との両立がとても難しかったです。トマトの栽培研究をしていましたが、その時期は同じ研究室の4年生ももちろん就活をしています。お互い予定を合わせ、交代に野菜の世話をしていました。

Q 就活中のエピソードを教えてください。

慣れない面接でしたが、意外に楽しめたように思います。大学時代はほとんど接することのなかった企業の方、それも目上の方といかに打ち解けるか、そして自分らしさをアピールできるか。それを考えながら面接を進めていくのが楽しい経験でした。うまく進めばうれしいですし、緊張しながらも面白かったですね。

Q 高知大学に入ってよかったことは何ですか。

海も川も山もある、フィールドが近くて環境に恵まれていたと思います。それから高知大は他県から多くの学生が集まっています。いろいろな考えを持った友人と接することができたのは、良い経験でした。

Q 就職活動について、後輩にアドバイスはありますか。

就活では、自分らしさを出すのが大切だと思います。無理しすぎると切羽詰まってしまう。いつも通りの自分をしっかりアピールできれば、必ずうまくいくと思います。
また今になって感じるのは、学生時代にもっといろいろな経験をしておけばよかったということ。僕はアルバイトもほとんどしていませんでした。勉強がもちろん一番大事ですが、アルバイト、サークル、部活動など、勉強以外にも、人と人とのつながり、目上の人との接し方など学ぶ機会があったと思います。だから、後輩には何でもチャレンジしてほしいと思います。

Q 今後の目標を教えてください。

今は不安でいっぱいですが、まずは生活に慣れて仕事をしっかりしていきたいです。種苗会社ですから、いつか新品種を開発して自分の名前をつけたい。難しいかもしれませんが、夢をあきらめずに頑張りたいと思います。