高知大学農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻

進路・就職
ここでは、各学科のキャリアイメージと先輩たちの就活体験談、
就活サポート体制や取得できる資格についてご紹介します。

−先輩たちの就活体験−

衛生管理を徹底し
安全な食を市民の皆様へ

山本恭平

食料科学コース4年(2010年度取材)
愛知県出身
名古屋市職員 内定

Q どのような就職活動を行いましたか。

公務員試験の勉強を始めたのは、大学3年の11月中旬です。並行して地元企業の説明会にも参加しました。その後当初の目標だった公務員に的を絞り、最終的には名古屋市役所の免許資格職・衛生に内定をいただきましたが、民間企業の説明会では普段聞くことのできない企業の話を聞くことができ、活動の参考になったと思います。

Q 食専門職を志望した理由を教えてください。

社会で働くということは、自分の力を社会のために活かすことだと思っています。僕は大学のカリキュラムで、食品衛生監視員の任用資格を取得しました。名古屋市役所の衛生に応募するには、この資格が必要です。ここなら、自分の力を発揮して社会貢献ができると考えました。

Q 試験勉強はどのように進めましたか。

衛生の専門試験は、大学での学びがそのまま試験勉強になります。何度も復習して専門試験に臨みました。また一般教養については、生協主催のガイダンスを活用したほか、新聞やテレビ、インターネットなどさまざまな媒体を利用して、日々社会時事を勉強していました。

Q 農学に興味を持ったのはいつ頃ですか。

祖父が飲食店を経営していた影響で、昔から食べることが大好きだったんです。また小学校の時、食品メーカーの製造ラインを社会見学し、より一層、食に対して興味を持つようになりました。中学生の時には、すでに将来食品関係の職に就こうと決めていて、それが農学部への進学につながりました。
在学中は、さまざまな授業や研究で食品の製造法や仕組みを学び、今まで気付かなかった新たな発見がありました。身の回りの食について考えさせられ、また同時に食の楽しさを改めて感じることもできました。

Q 後輩にアドバイスはありますか。

就職活動の面接で心がけていたのは、誇張せず等身大の自分を出すことです。高知大学農学部は、就職活動について都心の大学よりも情報量が少ないのかもしれませんが、かえって惑わされず、自分の意思を貫くことができました。面接でも、ぶれずに思っていることを表現することが大切だと思います。

Q 大学生活のエピソードをお聞かせください。

大学には、個性的なアルバイト情報が集まっています。みかんを段ボールに詰める仕事や、神社の旗を担いで祭りに参加する仕事など、日雇いのアルバイトをいろいろと経験し社会勉強になりました。また、ご高齢の方が主催した健康麻雀を楽しむイベントに参加したこともあります。自分の趣味を活かして楽しい経験ができました。

Q 今後の目標を教えてください。

大学で学んだことを活かして、早く一人前に仕事ができるようになりたいです。市民の皆様の税金から給与をいただくことを強く意識して、給与以上の働きをしたいと思っています。