国際

台湾大学との交流目的

  1. 短期留学により台湾の看護学教育や文化に触れることで,国際的視点で看護を考えることの重要性を学ぶ。
  2. 台湾大学から学生を受け入れ,日本(高知・高知大学)の看護学教育や文化に触れることで国際的な大学間交流及び学生間交流を推進する。

看護学科における交換留学の実施状況

台湾大学との交流は2011年の部局間協定の締結により開始されました。以降、新型コロナウイルス蔓延による渡航禁止期間を除き、継続されています。

人数および期間

それぞれ5名前後の、留学・受け入れを行っています。

  1. 台湾大学への留学:例年2~3月
  2. 台湾大学生の受け入れ:例年1~2月

実際に行っている内容(概要)

台湾大学への留学

  • 台湾大学医学部/大学病院の見学
  • 医学部スキルセンター見学
  • 講義/実習への参加
  • 地域家庭訪問
  • 文化施設見学

台湾大学生の受け入れ

  • 高知大学医学部看護学科/附属病院の概要説明と施設見学
  • 国際交流セミナー
  • 地域高齢者医療見学
  • 産業保健実習(工場見学)
  • 文化施設見学

交換留学の効果

 対象となった学生たちは、英語を駆使しながら極めて友好的な相互交流を行っています。セミナーでは毎年テーマを決めて、それに沿った内容で双方が英語で発表を行います。英語力の強化・国際看護の視点を学ぶことができます。また、高知大学医学部附属病院の実習は、力を入れている特徴的な活動の見学に力を入れています。
台湾には保健師資格はなく、保健師活動(家庭訪問)は看護師が行っています。台湾大学附属の地域保健施設を拠点とした、日本語が堪能な高齢者の家庭訪問は、有意義な情報も得られ、かつ現地でも歓迎を受けています。
日本でも高齢化先進県の高知県における在宅看護および高齢者施設を見学することで、わが国ひいては先進国が直面する公衆衛生課題の理解が深まります。また産業保健実習は、台湾では大学院の教育内容であり、中国語が堪能な職員のいる工場を選んでいることから、ハイレベルの実習が可能となっています。

過去プログラム実施の様子

国立台湾大学生・高知大学生の交流(桂浜にて)
国立台湾大学での発表の様子
国立台湾大学医学部看護学科棟にて
国立台湾大学医学部看護学科生との交流